食品添加物検査担当日記㉛

こんにちは、食品添加物検査担当のT.M.です。

 

みなさん、食品表示とは何か知っていますか。

加工食品では容器の包装に印刷されていたり、生鮮食品では商品の近くに立て札（ポップ）が置かれていたりします。

これらの表示は、食品表示法によって義務付けられており、わたしたち消費者が食品を購入するうえでの重要な情報となります。

 

表示の仕方については「食品表示基準」という決まりがあり、食品の製造者や販売者はこれにしたがって表示をおこなっています。

今回はその中でも、加工食品の一般的な表示方法についてみていきましょう。

• 名称：その食品の一般的な名称が表示されています。
• 原材料名：原材料及び食品添加物がそれぞれ使用量の多い順に表示されています。食品添加物は、／（スラッシュ）の後や改行の後などに原材料と分けて表示されています。
• 原料原産地名：原料の原産地が使用量の多い順に表示されています。
• 内容量：商品の中身の重さや体積、個数などが表示されています。
• 期限表示：消費期限や賞味期限が表示されています。
• 保存方法：保存する際の注意点が表示されています。表示された保存方法以外の方法で保存していると、開封前であっても消費期限や賞味期限まで食品の安全性や品質が保たれないことがあります。
• 製造者/販売者：食品を製造または販売している会社名（組織名）やその所在地が表示されています。
• その他：そのほか食品の種類によって個別に表示基準が定められている項目があります。

 

みなさんも食品を購入する際には、ぜひ食品表示を見てみてください。

（T.M）