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りんご館からのお知らせ
微生物検査
2023年10月03日
微生物検査(カビ)について
みなさんこんにちは。
今回は、微生物検査の検査項目である「カビ」についてご紹介します。
- カビとは
カビは真菌と呼ばれる微生物の1つで、土壌、空中、水中などに広く分布しています。私たちがよく見るカビは、パンやみかんなどの食品、お風呂やタンスなどの環境に生えたり、アレルギーなどを引き起こしたりと、有害なイメージがあります。一方で、酒やみそ、醤油、チーズなどを作ったり、医薬品の開発に用いられたりなど有益な面もあります。
- カビの発育条件
①酸素
カビは酸素があるところで発育します。
②温度
カビは20~30℃が発育に最も適した温度帯です。しかし、発育可能温度帯は5~45℃なので冷蔵庫の中でもゆっくり生育していきます。
③水分
一般的に水分含量が高いほど発育しますが、中には小麦粉などの水分含量が低いものでも発育することができるカビもいます。
④pH濃度
カビはpH3~9でよく発育します。大部分のカビは、中でも弱酸性のpH4~6を好みます。
⑤栄養
食品、髪の毛、人のアカ、ホコリ、石鹸カスなどの有機物を栄養源にして成長します。
- カビの予防
食品のカビを予防するには、それぞれの食品で指定された保存方法を守って保存し、なるべく早く使い切るようにしましょう。冷蔵庫の中の水分もこまめに拭き取るようにしましょう。
お米を買ったときの袋には、通気性を保つため、小さな穴が空いています。そこから水分が侵入することで、カビが生える恐れがあります。保存する際は、清潔な密閉容器に移して保管するようにしましょう。
パンやおもちなどにカビが生えているとそこだけ取り除けば大丈夫と思いがちですが、それはやめましょう。目に見えないカビが食品の内部や表面に残っている可能性があります。もし、カビが生えている場合は速やかに処分するようにしましょう。
以前検査センターでカビの性質について調査してまとめていますので、ぜひ子育て応援サイトCHEER!days内の記事もご覧ください。
↓↓↓
子育て応援サイトCHEER!days
「カビが生えた部分を取り除けば食べても大丈夫?」
https://cheerdays.fcoop.or.jp/serial/D4ala
(M.Y)
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