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りんご館からのお知らせ

こんにちは。今回は、商品検査センターで行っている酸化防止剤の検査方法をご紹介します。

※酸化防止剤について詳しく知りたい方は、過去のブログ(食品添加物検査担当日記⑩)をご覧下さい♪

 

酸化防止剤検査は溶媒抽出法という方法で行います。

① 試料をサンプリング(測り取る)し、

あらかじめ調製した混合溶媒(複数の種類の有機溶媒を混ぜたもの)を加えて振りまぜ、冷凍庫で1時間半冷やす。

この操作で、試料中の油脂分を分離させる。

② ①の上澄みをろ過し、ナスフラスコにとる。

③ 装置を使って②の試料液を減圧濃縮する。

④ ③の上清をバイアルにとり、分析機器にかける。

③で使っているのは、ロータリーエバポレーターという装置です。

フラスコ内の圧力を徐々に下げることで、液体の沸点を下げ、溶媒を速やかに蒸発させることができます。

この装置を用いて、①で加えた混合溶媒を蒸発させると、目的の物質が濃縮された試料液が得られます。

(T.M)