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りんご館からのお知らせ

 今回は「酸化防止剤」についてのお話です。空気中の酸素に触れることで、時間の経過とともに食品の品質は低下していきます。酸化防止剤は、それ自体が食品の代わりに酸化することで、文字通り食品が酸化するのを防ぐ働きをもっています。本日は代表的なものを3つご紹介します。

 まず、1つ目はビタミンCです。食品の原材料名を確認すると、よく記載されているのをみかけます。ビタミンCは栄養強化のために添加されることも多いですが、水溶性で強い還元作用をもつため、実は酸化防止剤としてもたくさんの食品に使われています。

 次に、ビタミンEの名前でよく知られる「トコフェロール」も、酸化防止剤として広く使用されています。トコフェロールは、米や大豆・トウモロコシといった植物の油に多く含まれ、そこから精製されます。4種類のトコフェロールを混合したミックストコフェロールは、ドッグフードなどにもよく使われています。

 最後に、ほとんどのワインに使用されているのが「亜硫酸塩」です。亜硫酸塩は、亜硫酸Naや次亜硫酸Naなどの総称です。亜硫酸はワインの製造過程でも微量に生成されるものですが、酸化防止剤無添加のワインもあるので、消費者である私たちが選択することができます。

(T.M)