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りんご館からのお知らせ

みなさん、こんにちは。今回は、合成着色料の検査方法をご紹介します。

※着色料について詳しく知りたい方は、過去のブログ(食品添加物検査担当日記⑨)をご覧下さい♪

着色料検査はペーパークロマトグラフィーという方法で行います。

① 細かく砕いた試料を採取し、色素を抽出する溶媒を加えて混ぜ、ろ紙でろ過して試料液を得る。
② ①で得られた試料液を、色素を吸着する素材の入ったカラムに通し、色素を集める。
③ ②のカラムに色素を溶かし出す溶媒を通して色素が濃縮された試料液を得る。
④ 専用のろ紙に③の試料液をスポット(点を描くように液を垂らす)し、溶媒に浸して色素を分離させる。

色素成分のうち、ろ紙への吸着力が弱いものほど上へ上昇し、強いものほど下に残るため、色素を分離させることができます。

これを展開といいます。

実際の合成着色料の液と試料液を一緒に展開させ、色素の移動した位置をみることで、どの合成着色料が使われているかが分かります。

(T.M)