エフコープ

商品について

りんご館からのお知らせ

 みなさんこんにちは。

 今回は「着色料」についてのお話です。着色料は、食品に色をつけることで、色調を一定にして食品の色の変化や退色をカバーしたり、食欲を増進させたりする効果があります。

 食品添加物は指定添加物、既存添加物、天然香料、一般飲食物添加物の4つに区分されています。天然着色料のうち、クチナシ色素やコチニール色素などは、昔から使用されてきた食品添加物として「既存添加物」に分類されており、アカキャベツやシソの色素などのように、食品としても食べられているものについては「一般飲食物添加物」に分類されています。

※サボテンなどの表面に生息するエンジムシを、乾燥させて粉末状にした赤系の色素。

 指定添加物に分類されている赤102号や黄4号といった食用タール系色素、いわゆる合成着色料は、とても色鮮やかで退色しにくいという特徴があり、日本では現在12色の使用が認められています。

 しかし、日本の食文化ではより自然に近い淡い色を好む傾向にあるため、天然着色料の方が広く使われている印象です。旅館でいただく創作料理やお正月のおせちには、季節を感じる色鮮やかなお麩やお菓子が添えられ、とても美味しそうにみえますね。

 エフコープで供給している食品にも合成着色料はなるべく使用せず、素材に近い自然な色味を楽しんでいただけるよう努めています。

(T.M)