エフコープ

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りんご館からのお知らせ

みなさんこんにちは。本年度もどうぞよろしくお願いします。

 

今回は苦味料についてのお話です。

苦味料は、甘味料や酸味料と同じく、食品の風味を向上させるための食品添加物のひとつです。

 

私たちは、甘味や酸味など他の味覚に比べて、苦味をより強く感じます。

これは苦味が、毒物から身を守るために重要な味覚であるからといわれています。

 

しかし、それだけではなく、苦味は「大人の味」として食品にアクセントや刺激を与え、私たちの食生活を豊かにしてくれます。

また、適度の苦味は、眠気を覚ましたり、胃酸や消化酵素の分泌を促したりしてくれます。

 

代表的な苦味料を3つご紹介します。

まずは、みなさんおなじみの「カフェイン」です。

カフェインはコーヒー豆やお茶の葉に多く含まれ、そこから抽出されます。コーラやチューインガムなどに使用されています。

 

次に、カカオやコーラの種子などから抽出される「テオブロミン」があげられます。

テオブロミンはココアやチョコレートのほろ苦い成分です。

 

最後に、「ニガヨモギ抽出物」です。

これはハーブの一種であるキク科のニガヨモギという植物から抽出して得られる苦味料です。清涼飲料水などに使用されています。

ニガヨモギはその名前のとおり、ハーブの中でも特に苦く、虫が寄り付かないため、衣類の防虫剤としても用いられてきました。

 

(T.M)