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りんご館からのお知らせ
品質管理項目検査
2023年03月30日
ヒスタミン食中毒
ヒスタミン食中毒ってご存じですか?
僕は商品検査センターに着任するまで知りませんでした…
ヒスタミン食中毒は、ヒスタミンが高濃度に蓄積された食品、特に魚類及びその加工品を食べることにより発症する、アレルギー様の食中毒です。
ヒスタミン食中毒の症状には、顔面、特に口の周りや耳たぶの紅潮、頭痛、じんましん、発熱などがあります。
主な原因食品は赤身魚(マグロ、ブリ、カツオ、サンマ、サバ、イワシ、アジ等)やその加工品になります。
ヒスタミンは、食品中に含まれるヒスチジン(タンパク質を構成する20種類のアミノ酸の一種)にヒスタミン産生菌の酵素が作用し、
ヒスタミンに変換されることにより生成されます。
また、ヒスタミンは熱に強く、調理時の加熱では除去できない性質を持っています。
ヒスタミン産生菌は、魚のエラや消化管に多く存在しているため、
購入した魚やご自分で釣った魚、未処理の魚をもらった際は、できるだけ早くエラや内臓を除去し、
常温で放置せず冷蔵または冷凍で保管しましょう。
これからの季節、気温が上がり食中毒のリスクが高くなります。
適切な温度で管理し食中毒を予防していきましょう。
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