北九州市　『平和のまちミュージアム』へ行こう！ ～戦争を知らない世代に伝えてほしい～を開催しました。

北九州市　『平和のまちミュージアム』へ行こう！～戦争を知らない世代に伝えてほしい～を８月1８日（金）１０：３０～１２：００に開催しました。

今回は、開館1周年を迎えた「平和のまちミュージアム」見学をとても暑い中、親子やご夫婦で16名の参加がありました。まず、同館の小倉さんから館内の概要の説明や、館紹介をDVDで説明していただきました。その後の見学のガイドを、NPO法人フードバンク北九州ライフアゲインつきだテラスTOMONYの施設長　木村和利さんにお願いしました。

戦争を知らない世代には、展示物や説明書きだけでは分からないことばかりですが、木村さんの説明を聞いてから見て廻ると当時の様子が理解できました。展示エリアでは、戦前から戦時中、戦後の様子を4つのゾーンに分けて実物資料とともに展示してあり、当時の生活用品を手に取ってみることができ、戦前、戦時中の市民の暮らしが良くわかるようになっています。戦争が激しくなってくるコーナーでは、空襲にまつわる資料や焼夷弾、風船爆弾なども展示してありました。

ダイナミックな３６０度シアターでは、八幡大空襲の出来事について、臨場感あふれる追体験を全員ですることができました。長崎に落とされた原爆が本来は小倉が標的であったのがなぜ変わったのか？映像を通して見ることでグッと心に刺さるものがあり、戦争を知らない世代がほとんどとなる中、八幡大空襲の悲劇を忘れてはいけないと強く感じるシアターでした。そして、平穏な日常が、過去の戦争における多くの尊い犠牲の上に成り立っていることを知りました。

子どもたちに、戦争の悲惨さ、また平和の大切さや命の尊さについて、改めて考えるきっかけになったのではないかと思います。

このミュージアムには資料を一堂に展示することで、風化することなく、子どもたちに伝えていく役目を果たしてほしいとの思いで、個人や団体、学校などからから寄贈された物も展示されています。

周辺には、小倉城があり、勝山公園内には、平和の鐘、文学館、図書館などがありますのでぜひ一度訪れていただきたいと思います。

参加者からの感想「一部抜粋」

・戦争は絶対にいけないので、子どもたちに伝えていきたい

・シアター体験で、焼夷弾作る所から落下の瞬間、街中が炎に包まれ、灰の様に崩れている所が印象に残った

・戦争の怖さが改めてわかり、昨日よりもっと命の尊さに気づきました

見学会終了後も、再度ミュージアムの展示エリアを見て回ったり、「平和の樹」にメッセージを書き残したり、皆さんの心に残る意義深い見学会となりました。