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2019年12月27日

「2019年度エフコープ平和の旅」報告・交流会を開催しました

12月15日、博多バスターミナルにて、2019年度に実施した「平和の旅」の報告・交流会を開催し、平和の旅の参加者や組合員など52名の参加がありました。


2019年度はエフコープ全体で実施・参加した5つの「平和の旅(沖縄・広島・長崎・子ども平和会議・被爆体験証言の地めぐり)」のほか、各ブロックや区域委員会が主催する「戦跡巡りツアー」などが7回も実施されるなど、各地の資料館や戦跡などの現地に赴き平和について考える企画が多数開催されました。



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今回の報告・交流会ではその中から日本生協連が主催する「沖縄基地・戦跡巡り」「ピースアクションinヒロシマ」「ピースアクションinナガサキ」「子ども平和会議inナガサキ」と、エフコープが企画した「被爆体験証言の地をめぐる旅」、中部ブロック活動委員会主催の「北九州戦跡巡り平和の旅」と北部ブロック主催の「子ども平和学習バスツアー」の合計7つの企画について、それぞれ参加した組合員理事と参加者から報告がありました。




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「ピースアクションinヒロシマ」では、組合員理事からの行程紹介の後、家族で参加した組合員による報告がありました。呉に軍港ができた背景(地形的なこと)や、虹のひろばでの他生協のさまざまなブース紹介、広島の学生たちによる平和への思いのほか、折り鶴リサイクルのとりくみについても報告がありました。



北部ブロックが主催した「子ども平和学習バスツアー」は、「子ども平和会議inナガサキ」に参加する子どもたちの事前学習の場と位置付け、県内4ブロックすべてで実施したものです。大刀洗平和記念館の見学と、大刀洗周辺の戦跡フィールドワーク(時計台跡や頓田の森など)の様子が報告されました。


そしてその「子ども平和学習バスツアー」に参加し、しっかりと事前学習を行った子どもたちから「子ども平和会議inナガサキ」の参加報告がありました。参加して学んだ事をそれぞれ模造紙や研究ノートにしっかりとまとめてあり、それを持って自分自身が感じたことなどを報告していました。




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世界にはまだ核弾頭ミサイルが約13,880発もあることや、核兵器禁止条約に日本が賛同していないことへの疑問のほか、自分ができることとして「学んで知ったことをみんなに伝えること」などの発言があり、参加した組合員からたくさんの拍手が送られていました。




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子どもたちが作った報告資料




「被爆体験証言の地をめぐる旅」の参加報告では、「証言集を読むだけではわからなかったことが、その地に行くことでより深く感じられるものがあった」などの発言があり、参加者はあらためて証言を読んだうえで被爆地に立ったことで、その証言がよりリアルに感じられ、読み物ではない現実のものだということを強く感じていた様子がわかりました。



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最後は参加者どうしで「平和を未来に繋げていくために、私たちにできること」をテーマに交流を行い「ピースアクションinヒロシマ」に参加した大学生からは、学校では平和学習などがほとんど行われていない現状をふまえて「エフコープで学校みたいな平和の勉強ができる場をつくってほしい」といった発言などがありました。



今回の報告・交流会で、特に子どもたちが平和の旅を通して学んだことをしっかりとまとめて報告してもらえたことは、参加者も喜ぶと同時に次世代へ平和運動をつなげていくことに少し明るい希望を持てたのではないでしょうか。



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平和の旅に参加して感じたことや学んだことを、広く多くの人に伝えていくためには、このような場を通しての報告とあわせ、それぞれの地域でも報告できる場を作りながら、これからも積極的に発信していきたいと思います。


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