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2019年12月23日

西部ブロック活動委員会主催 「アマノ園芸 産地交流会」を開催しました

西部ブロック活動委員会


11月30日、組合員・ブロック活動委員・スタッフ総勢22人で、佐賀県唐津市にあるアマノ園芸を訪問し、産地交流会を開催しました。アマノ園芸は小松菜・小ねぎ・水菜・ルッコラなどを栽培している産直産地です。


まず、博多駅に集合し、バスでアマノ園芸まで移動しました。道中、エフコープの好きな商品や参加した理由などで自己紹介をしました。小松菜や小ねぎを利用している方、いつもくんに登録している方が多く、「生産者に会ってお話を聞きたい」、「どんなところで生産しているのかを見てみたい」との思いで参加されていることがわかりました。また、スタッフからエフコープの産直のとりくみや、農業・畜産業の現状(後継者問題なども含む)、アマノ園芸が生産しているお野菜の実情などを詳しくお話ししていただき、少し予備知識をもって、産地交流会にのぞみました。


アマノ園芸に到着後、生産者とともに、バスで10分ほど離れた圃場に移動しました。圃場ではたくさんのビニールハウスが並び、小松菜、小ねぎ、水菜、ルッコラなどをハウスごとに栽培していました。まずは小松菜から収穫体験です。ハウスに入ると、濃緑の小松菜畑が一面に広がり、葉のつやつや感・厚み・虫食いのないきれいな元気な小松菜に言葉で言い表せないほどの感動を覚えました。小松菜は根っこごと抜いて、カッターで根元を切り取る方法で収穫しました。収穫後、生産者を囲んで、いろいろな質問に答えていただきました。時折ゴ~とする音は、自動温度センサーが働いて、ハウスの屋根を自動で開閉をしている音だということや、外から極力虫が入らないように、微細な目の網を張り、出入り口はなるべく素早く開閉するなど、産地に行ってみないとわからない多くのことを知ることができました。




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小松菜の収穫体験後は、ハウスを順に移動しながら、小ねぎの収穫体験(根っこから引き抜く)、水菜の収穫体験(根元をカッターで切り取る)をさせていただきました。また、貴重なトラクター乗車体験もさせていただきました。




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収穫体験終了後は、アマノ園芸に戻り、選果場見学をしました。収穫から洗浄、計量、出荷までのほとんどが手作業で、かつ出荷から配達までの温度管理がきちんとされているので、私たちの手元に鮮度の良い野菜が届くことがわかりました。




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その後、これらの野菜を使った料理の試食と交流をしました。試食は、ブロック活動委員が準備をした「小松菜と小ねぎを使ったお味噌汁」と「水菜を使ったサラダ」に加え、アマノ園芸代表の安田さんが特別に「ルッコラのかき揚げ」を作ってくださいました。ルッコラのかきあげは珍しかったので、おいしさに食が進みました。ちなみに、当日好評だった「水菜のサラダ」は、今年7月、西部ブロック活動委員会主催の親子料理教室でも好評だったコープ九州・SATETO掲載のレシピ(※1)です。いずれの試食も好評で、収穫された野菜そのもののおいしさを味わうことができました。


また、各テーブルに生産者が入っていただけたので、いろいろなお話をすることができました。世代交代もうまくいっていて、若い世代の生産者さんたちが笑顔で話され、がんばっている様子を伺うと、本当に頼もしく、感謝の気持ちで一杯になりました。




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最後に、エフコープで一番利用が多い野菜は、アマノ園芸の「小松菜」(2018年度実績)だそうです。アマノ園芸は佐賀県唐津市と福岡県糸島市に圃場があり、農薬の使用量は県の慣行栽培(※2)の半分以下に減らして栽培し、「食の安心・安全」を第一に考えられている生産者グループです。また、生協(コープ九州とコープこうべ)のみに、小松菜・小ねぎ・水菜・ルッコラなどの野菜を出荷しているとのことです。今回産地を訪問して、初めて知ることが多かったのですが、訪問したことで、これからも安心して、「アマノ園芸の野菜を利用していきたい!」と改めて思うことができました。


(※1)「水菜を使ったサラダ」のレシピ


(※2)慣行栽培はいわゆる普通の栽培で、各県で品目ごとの農薬の使用回数は異なるそうです。


<参加者の声>



  • 生産者の生の声が聞けてよかったです。さまざまな苦労や努力をされて、私たちにおいしい野菜を届けてくださっているので、生産されている方の顔を思い浮かべながら、大切に食べようと思いました。

  • 圃場を見学して、野菜のきれいなことをうれしく思いました。生産者の方との話もいろいろとできて、野菜に対する安全・安心、愛情をたっぷりと感じました。収穫体験も楽しく、ありがとうございました。

  • 私は時々家内を手伝い、「小松菜と厚揚げの煮もの」を作ります。小松菜は根っこ近くの白い部分が「太目」の時があるため、先に投入して柔らかくしています。毎週小松菜が配達されてきますので、少しレシピの研究をしなければ・・・と、今日「アマノ園芸」産地交流会に家内と参加しました。これからも野菜の産地交流会などあれば参加してみたいです。いろいろ栽培など勉強になりました。

  • 当たり前のことですが、野菜には旬があって、よくとれる時期、育ちにくい時期がありますが、今は通年、同じように野菜が売られている。それがどれ程すごいことか、農家さんの努力の賜物であるのか。忘れがちなことですけど、再認識できました。

  • 本日は来訪させていただいて、身近に感じました。圃場も出荷場もとても美しくて、とても農業をしているとは思えないと感じました。働く方の労働のためにも、美しいというのは必要なことだと感じました。一昔前は3K労働と言われていましたが、農業も変わったことを感じました。働いている方も、冬の寒さはあるけれど、冷暖房が効いて、働きやすいと話されていました。いい条件の中で働いて、私たちの生活を支えてくださっているのは嬉しいことでした。試食のレシピは、とてもおいしくて、家に帰ってやってみようと思いました。こうして参加させていただくと、またファンになって、買い続けようと思いました。これからも大変でしょうが、作ってください。私は買い続けていこうと思います。

  • 収穫から袋詰めまで手作業も多く、お野菜の袋ひとつひとつにありがたみが、よりUPしました。

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