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- 食・産直
2019年12月23日
JA日向産地視察に行ってきました
組合員理事 野崎良志美
12月10日、晴天の中、宮崎県東臼杵郡門川町にある新門トマトとミニトマト(日向おとめ)・ひむかレタスの産地視察に参加しました。新門トマトは10年以上前から取引がありますが、昨年「産直」産地となりました。
最初に、トマトの選果場である「日向農協選果場」を訪問しました。
糖度を測定するベルトコンベアーにトマトをのせると糖度別に自動で振り分けされました。赤いトマトが甘いとは限らないことに驚きました。
次に、ミニトマトの選果場を見学しました。
ここは、全国で2例目の糖度センサーを導入した選果場です。今年の11月に新設され、稼働をはじめました。
生産者から運び込まれたミニトマトは、ブラシできれいにされ、ベルトコンベヤーの上を次々に流れます。カメラと目視でひび割れや亀裂などを見分け、機械が大きさ別、糖度別に分けます。その後、ミニトマトはそれぞれの箱におさまりパックに詰められていきます。5〜6人の作業員さんが皆、機敏な動きで効率よく動かれていました。
次に、新門トマトの圃場を視察しました。
3,300坪のハウスはとても広く、水耕栽培により1年を通して通年栽培し、糖度7~10度の高糖度トマトを栽培しています。
高糖度トマトは、糖度だけでなく、旨味(グルタミン酸)や塩味もあり、味が濃いのが特徴です。
水耕栽培では栄養分にもこだわり、トマトの主食である二酸化炭素も外気と変わらない様に気を使われていました。特に酸味をおさえ甘みと旨味を感じられるトマトは、化学の力とデータ管理された賜物だと思います。新門さんたちの生産者グループは、情報の共有を行い、今のトマトに妥協せず、常に前に突き進む若いエネルギーを感じました。
その後、「ひむかレタス」の圃場も視察しました。
水耕栽培のレタスは4〜5種類です。種子から育てるレタスの栽培は気が遠くなるような作業だと感じました。葉っぱはツヤツヤでとても美しいレタスです。作業場はきれいに管理され、刈り取りもスムーズにできる工夫がなされていました。安価で購入できるのもこのような企業努力の成果だと思いました。
トマトもレタスも、ハウス栽培ですが、天候や気温次第でよいときもあればそうでないときもあると聞き、大変な作業だと感じました。
おいしいトマトやレタスを私たち組合員に届けたい一心で生産されている方々には感謝しかありません。これからも応援していきたいと思いました。
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