食分野企画「『リスク学』について学んでみよう！」を開催しました。

　11月1日、博多バスターミナルで食分野企画として「『リスク学』について学んでみよう！」を開催しました。日本リスク学会理事の永井　孝志さんを講師に迎え、当日は組合員やエフコープスタッフを含め54名の参加がありました。

　講演は、「リスクと安全・安心について」「リスクのものさしでさまざまなリスクを理解する」「リスクコミュニケーション」の3つのテーマで行われ、食や日常生活における「リスク」についてどのような基準を設けているのか、またその基準はどのような経緯で設定されているのかなどを多角的に学習しました。基準には科学的な根拠があるものの、その土地の文化も加味されており、設けた基準を社会が受容できるかが判断基準になると身の回りの食文化やお祭りを例に説明がありました。

　また、私たちの日常生活が最新の科学や技術で変わっていく中での、リスクと安全についてのお話もありました。
　食分野では今後、2月21日（金）「メディアリテラシー~報道に惑わされないための行動学~」も講師をお迎えし開催する予定です。ぜひご参加ください。

ー参加者の感想ー

• これまで、リスクコミュニケーションという言葉が良くわかりませんでしたが、その重要性もわかりました。
• リスクについて考えた時、その事象を自分自身が受け入れられるか否かが問題であることがわかった。
• 悪い情報だけを鵜呑みにするのではなく、広い視野でリスクを判断できるようになりたいと思います。
• 「リスクトレードオフ」の考え方に深く納得した。普段よく見聞きする「安全・安心」という言葉をより理解するきっかけになった。

• 全ての情報を正確に判断することは難しいですが、それなりに学びやコミュニケーションの中から判断できるように気にかけを大切にしていきたいと思いました。