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2024年09月10日
2024年度「長崎平和の旅」を開催しました<1日目・2日目>
8月7日(水)~8月9日(金)、「2024年度長崎平和の旅」を開催しました。
日本生活協同組合連合会・長崎県生活協同組合連合会主催の「2024ピースアクションinナガサキ」や、平和祈念式典に参加し、原爆遺構を巡る碑めぐりを行いました。
平和・国際交流の分野方針では、「戦争の悲惨さと被爆の実相を伝え、核兵器廃絶に向けて発信し続けて行きます」また、「平和な世界を次世代へ継承していくために、各地域での「草の根」のとりくみを大切にし、学習と行動を通じて平和活動の輪を広げていきましょう」という分野方針のもと、被災地広島・長崎を訪ね、被爆の実相や全国の生協の活動を学ぶ旅を行っています。そして、この旅の一部は、組合員のみなさんより寄せられた平和活動募金を活用させていただいています。
<1日目:8月7日(水)>
「2024ピースアクションinナガサキ」企画に参加しました。
【平和のかけら】
長崎市役所多目的スペースにて開催された、日本生活協同組合連合会・長崎県生活協同組合連合会主催の「2024ピースアクションinナガサキ」の企画「平和のかけら」に参加しました。デジタルアーカイブを活用した「記憶の継承」では、VR・ARを体験ブースがありました。また、平和について考えるワークショップも行いました。
【被爆の証言】
(財)長崎原爆被災者協議会にて「被爆の証言」をお聞きしました。
講話をされた八木道子さんは、小学1年生の時に被爆され、8月9日、原爆が投下された日のことをお話されました。
この日、空襲警報が解除された後に原爆が投下されたために、たくさんの子どもが外で遊んでいて多くの子どもが亡くなってしまった。
戦争で一番辛かったのは、とにかく食べるものがなかったこと。
戦後79年を迎え、被爆者がいなくなる時が必ずくる。いなくなったからといって戦争をなかったことにしたり、忘れてしまうことは、過ちを繰り返すことになる。過ちを繰り返さないために、次世代に継承していくことが大事である。「絶対、戦争はダメ!」と何度も繰り返されたことが印象に残りました。11時3分以降を生きる私たちができることは、何か考える機会となりました。
【千羽鶴献納と長崎原爆資料館】
平和公園へ移動し、組合員が作ってくださった千羽鶴を献納し、「長崎原爆資料館」を見学しました。
長崎原爆資料館は、数多くの被爆の惨状を示す写真や資料が収集展示されており、永井博士の活動、核兵器開発の歴史など核兵器のない世界に向けて長崎から発信されています。また多くの外国人が説明に見入っていました。
<2日目:8月8日(木)>
この日も「2024ピースアクションinナガサキ」の企画に参加しました
【Change Makers~若者×生協で考える新しい平和活動~】
生協が、今後新たな平和活動の取り組み方の一歩目のヒントが得られるよう、長崎で平和活動をされている方たちのお話を伺いました。ナガサキ・ユース代表団2名の方より、活動報告と、長崎県連の職員の方より生協での平和活動のとりくみについて報告がありました。
その後、ディスカッションでは、「新たな世代に平和活動に関心をもってもらうには・・」など次世代が思う今後の平和活動について考える時間となりました。参加した組合員より、「子どもが『平和とは日常が続くことだと思う』と言った。子どもも何が起きたのかわかっていることに驚いた。正しいことを子どもに伝えることが自分の平和活動だと思い、今回の平和の旅に参加した」と感想をいわれました。
【2024ピースアクションinナガサキ虹のひろば】
「2024ピースアクションinナガサキ虹のひろば」に参加しました。開催目的は、「戦争も核兵器もない平和な世界を~被爆79年 ナガサキの心を未来へ~」です。
虹のひろばは、開始後、参加者全員で黙とうを捧げました。地元チアダンススクールによるオープニング、鈴木長崎市長、松井広島市長(動画)よりごあいさつの後、俳優の斎藤とも子さんによる講演が行われました。斉藤さんは「父と暮らせば」に出演したことをきっかけに、多くの被爆者の方から当時の話を聞く活動を始め「核兵器廃絶にむけて諦めずに活動を続けていくことが大切」ということを伝えていきたいと話されました。
高校生平和大使のみなさんは活動報告、子ども平和会議の代表者のみなさんはアピール文を発表しました。核のない世界に向けて正しい知識を覚え、SNS等での発信を行い身近な人へ伝えて広げていきたい。と若い世代の声を聞くことができました。
最後に、長崎原爆被災者協議会の田中重光会長のご挨拶、長崎南山小学校コーラス部のみなさんで締めくくられました。虹のひろばは、オンラインでも配信され、被爆の実相や平和を考える機会になりました。
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