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2024年09月10日

2024年度「広島平和の旅」を開催しました

  • 目標10:人や国の不平等をなくそう
  • 目標16:平和と公正をすべての人に
  • 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

8月4日(日)~6日(火)に「2024年度 広島平和の旅」を開催しました。
日本生活協同組合連合会と広島県生活協同組合連合会が主催する「2024ピースアクションinヒロシマ 『ヒロシマの心を世界へ ~被爆79年戦争も核兵器もない未来を~』 」や「広島平和記念式典」に組合員と一緒に参加し、原爆遺構の碑めぐりを行いました。

<1日目:8月4日(日)>

「ピースアクションinヒロシマ」の企画に参加しました。

【被爆の証言】
「のぼり平和資料室」アドバイザー、岡部喜久雄さんからお話を伺いました。岡部さんは現在99歳のお母さまの体験を伝える『家族伝承者』として活動されています。

【ChangeMakers  ~若者×生協で考える新しい平和活動~】
広島で、大学生などの若者と一緒に持続可能な平和活動をめざして活動をされている団体より、活動についてのお話や、被爆者の高齢化や継承者不足、資金集めなど平和活動における社会的課題についてお話を伺いました。

<2日目:9月5日(月)>

この日も、ピースアクションinヒロシマの企画に参加しました。また、組合員のみなさんより寄せられた「千羽鶴」を「原爆の子の像」に献納し、その後広島平和記念資料館を訪問しました。

【おかあさんの被爆ピアノ】
2020年に制作された映画『おかあさんの被爆ピアノ』を視聴しました。被爆ピアノとは爆心地から約3km以内で原爆の被害を受けたピアノのことで、日本各地や海外で演奏会などが開催され、人々に平和の尊さを訴えています。

【虹のひろば】
第1部:虹のステージ 大学生のダンスで幕開け、市長挨拶、被爆の証言、家族伝承者のお話、高校生の原爆の絵の紹介、高校生による紙芝居の上映、生協組合員とその家族で構成した合唱団の合唱、高校・大学生による書道パフォーマンスがありました。
第2部:みんなのひろば 全国の生協や広島の高校、各団体の平和の取り組み紹介と実際に体験ができるブースなどが出展されていました。エフコープのブースでは、2024平和クイズと被爆体験証言集を配布しました。

家族伝承者による被爆の証言
広島で平和活動をされている方の講義
虹のひろばでの被爆の証言・平和講和

広島の高校生による平和のとりくみ紹介

虹のひろばで「被爆体験証言集」300冊を配布しました
原爆の子の像
組合員より寄せられた千羽鶴を献納しました
街のいろいろな場所に被爆遺構が残っています
<3日目:8月6日(火)>

【平和記念式典に参列】
「平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)」に参列し、平和への祈りを捧げました。

【広島市内の碑めぐり】
生協ひろしま平和ガイドの方の案内で、本川小学校資料館、韓国人原爆犠牲者慰霊碑、原爆の子の像、原爆供養塔、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館、原爆死没者慰霊碑、二中の碑、一女の碑、旧日本銀行広島支店をめぐりました。本川小学校や、旧日本銀行広島支店には、実際に被爆した建物が残っており、原子爆弾の熱戦によって変色・変形した壁、爆風で飛ばされたガラスによってできた傷跡などを目の当たりにし、改めて原子爆弾の恐ろしさを感じました。また、案内していただいている途中で走ってきた路面電車が、実際に被爆した電車だったことに驚きました。

平和記念式典に参列しました。国内外からたくさんの方が参加されていました。
実際に被爆した電車が4両残っているそうです
本川小学校平和資料館
旧日本銀行広島支店

この3日間、広島は多くの訪問者で溢れていました。私たちと同じように全国の生協からピースアクションに参加するための訪問者が多いこともですが、さまざまな団体や、個人も被爆地広島へ足を運び、原爆投下の地からこれからの世界平和をみつめる機会をつくっているのです。
ウクライナ侵攻やガザ地区への武力行使などの中、紛争に関与していない国でも核抑止論が支持されているのが現状であり、被爆地が訴え続けてきた平和への願いとは逆行しています。被爆者の思いを単なる体験談として終わらせず、核兵器の廃絶と世界平和の実現に向け、体験のない世代ができることを動き始め、継続する知恵を出していかなければならないと思いました。

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