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りんご館からのお知らせ

みなさん、こんにちは。

久しぶりとなりましたが、残留農薬検査のお話、第4回目は「精製」についてです。

「精製」とは下の写真の固相と呼ばれるフィルターのようなものを使って、試料液に含まれる汚れや色素など、検査に必要のないものを除去する作業です。

前回のブログで抽出をして遠心分離を行うと3つの層に分かれるというところまでお話をしました。

今回の精製では、1番上の溶媒層を使っていきます。

 

①まず、溶媒層のみ別のチューブに移し替える。

②さらに専用の小瓶に移す。

「全自動固相抽出装置」という機械にセットする。
そしてスタートボタンを押すと…
自動で作業してくれます!
ロボットのような動きで、見ていてかわいいです(笑)
 

この機械を使う前は、手作業で行っていてとても時間がかかっていました。

自動で行ってくれるので、人による手技のばらつきもなくなり、とても便利な機械です。

 

次回は、残留農薬検査の分析で使用している機器を紹介したいと思います。

(C.M)