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りんご館からのお知らせ
残留農薬検査
2024年01月10日
残留農薬検査のお話④~精製~
みなさん、こんにちは。
久しぶりとなりましたが、残留農薬検査のお話、第4回目は「精製」についてです。
「精製」とは下の写真の固相と呼ばれるフィルターのようなものを使って、試料液に含まれる汚れや色素など、検査に必要のないものを除去する作業です。
前回のブログで抽出をして遠心分離を行うと3つの層に分かれるというところまでお話をしました。
今回の精製では、1番上の溶媒層を使っていきます。
①まず、溶媒層のみ別のチューブに移し替える。
②さらに専用の小瓶に移す。
③「全自動固相抽出装置」という機械にセットする。
そしてスタートボタンを押すと…
自動で作業してくれます!
ロボットのような動きで、見ていてかわいいです(笑)
この機械を使う前は、手作業で行っていてとても時間がかかっていました。
自動で行ってくれるので、人による手技のばらつきもなくなり、とても便利な機械です。
次回は、残留農薬検査の分析で使用している機器を紹介したいと思います。
(C.M)
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