エフコープ

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りんご館からのお知らせ

今回は「保存料」についてお話します。保存料は、食中毒の原因となる菌の増殖を抑えるための食品添加物です。

「ソルビン酸」は、代表的な保存料のひとつです。これを水に溶けやすくしたソルビン酸カリウムが、魚肉ねり製品や漬物などによく使用されています。ソルビン酸カリウムは、それ自体ににおいや味がほとんどなく、食べ物の風味を変えることがないためさまざまな食品に使うことができます。

「安息香酸ナトリウム」は、しょう油や清涼飲料水に使われているのをよくみかけます。食品添加物として添加されるもの以外に、安息香酸は食品中に天然由来として含まれているケースがあることも知られています。朝鮮人参や梅、アンズなどの植物系の食品が例としてあげられます。

食品の保存性を高める食品添加物には、保存料のほかにも「日持向上剤」や「酸化防止剤」などがあります。これらが食中毒を防止したり食品の酸化を抑えたりすることで、食べられなくなって廃棄される食品の量を減らすことができます。また、災害時には長期間保存の効く加工食品が大いに役立っています。

このような保存料のメリットをきちんと理解したうえで、エフコープでは「安易な食品添加物の使用を避け、使用品目や使用量を減らす」という組合員のみなさまに寄り添った考え方のもとに商品を提供しています。

(T.M)