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りんご館からのお知らせ
微生物検査
2021年09月02日
微生物検査に必要な道具⑥
今回紹介する機械は、「オートクレーブ」です。

商品検査センターでは、このオートクレーブを
① 菌を死滅させる滅菌処理
② 加温溶解(粉末培地を水に充分に溶解させること)
の2つの目的に使用します。
微生物検査をするときは、滅菌状態にした水や培地、器具を使用します。
通常の生物は100℃のお湯で煮沸すると短時間で完全に死滅しますが、一部の細菌が形成する芽胞は耐熱性が高く、30分以上煮沸しても完全に死滅させることができません。この芽胞を完全に死滅させるには、より高温での処理が必要になります。
ここで活躍するのが、今回紹介した「オートクレーブ」です。
オートクレーブは内部を高圧力にすることで、温度を121℃まで上昇させることができます。121℃で15分加熱することで、芽胞を形成する細菌を含めたほぼ全ての生物が死滅します。これを利用して、検査で使用する水や培地、器具の滅菌を行っています。
さらに菌を培養した培地を廃棄する際もオートクレーブで滅菌処理をしています。


また、100℃30分の加温溶解をすることで、粉末培地を溶かした水(完全に粉末が溶けきってない状態)を完全に溶解することができます。
オートクレーブは、私たちが微生物検査をする上で欠かせない機械のひとつです。
(M・Y)

商品検査センターでは、このオートクレーブを
① 菌を死滅させる滅菌処理
② 加温溶解(粉末培地を水に充分に溶解させること)
の2つの目的に使用します。
微生物検査をするときは、滅菌状態にした水や培地、器具を使用します。
通常の生物は100℃のお湯で煮沸すると短時間で完全に死滅しますが、一部の細菌が形成する芽胞は耐熱性が高く、30分以上煮沸しても完全に死滅させることができません。この芽胞を完全に死滅させるには、より高温での処理が必要になります。
ここで活躍するのが、今回紹介した「オートクレーブ」です。
オートクレーブは内部を高圧力にすることで、温度を121℃まで上昇させることができます。121℃で15分加熱することで、芽胞を形成する細菌を含めたほぼ全ての生物が死滅します。これを利用して、検査で使用する水や培地、器具の滅菌を行っています。
さらに菌を培養した培地を廃棄する際もオートクレーブで滅菌処理をしています。


また、100℃30分の加温溶解をすることで、粉末培地を溶かした水(完全に粉末が溶けきってない状態)を完全に溶解することができます。
オートクレーブは、私たちが微生物検査をする上で欠かせない機械のひとつです。
(M・Y)
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