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2021年08月16日

南部ブロック活動委員会主催「語りつぐ平和への願い」を開催しました

南部ブロック活動委員会


南部ブロック活動委員会では、8月4日に29人(スタッフを含む)の参加で、平和企画「語りつぐ平和への願い」をオンラインで開催しました。当初は現地(八女市星野村にある星のふるさと公園「平和の塔」前)でのリアル会場も予定していましたが、福岡県にまん延防止等重点措置が適用されたためオンラインのみでの開催となりました。


星野村の「平和の塔」に灯っている「原爆の火」は山本達雄(やまもとたつお)さんが原爆投下後の広島からくすぶっている火をカイロに移し、350km離れた郷里の星野村に持ち帰ったものです。達雄さんの息子さんである陶芸家の山本拓道(やまもとたくどう)さんを講師としてお迎えしました。山本拓道さんとはエフコープの聞き書きによる被爆体験証言集『つたえてください あしたへ・・・・・・』第16集《父を語る》でお話を伺ったご縁があります。


山本さんには、星のふるさと公園「平和の塔」をバックにお話をしていただきました。父の達雄さんの「原爆の火」に対する複雑な思い・・・マスコミでは「平和の火」と報道されるが、自分にとっては”恨みと復讐の火“でもある「原爆の火」。長い年月をかけて折り合いをつけながら”恨みの火“を「平和の火」に昇華させ、人と人とが憎み合い命を落とす愚かな戦争は絶対にしてはいけないと強い信念を抱かれていたと、身近におられた息子さんだからこその思いを話してくださいました。


山本さんのお話のあとはエフコープで行っている「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名」のご案内をするとともに現地(「平和の塔」・「原爆死没者慰霊の碑」・「被爆樹木2世のアオギリ」・「被爆クスノキ」など)や近くの保健福祉センターそよかぜで行ったエフコープの平和パネル展を映像で紹介しました。


夏休みということもあり、お子さんの参加もありました。平和への願いはずっと大切に受け継いでいきたいと、あらためて強く思いました。


<参加者の声(一部抜粋)>



  • 学校では講習がなかったので、貴重な体験ができてとても勉強になりました。山本さんが言っていた「カイロ」は私もほっかいろと思っていたので、聞いた時はおどろきました。でも、今日実物を見て納得しました。私たちの世代はゲームの中で殺し合ったりするのは普通になっているので架空と現実を混合させないようにきちんと戦争のことを学んでいきたいです。

  • 資料と一緒にお話を聞くと原爆の火を平和の火にするまでの大変な葛藤が感じられました。

  • 「原子爆弾の残り火」が星野村にあるいきさつや思いがわかり、戦争は終息しても心に傷を残し、今も終わっていないのだと思いました。あらためて二度と戦争はしてはいけないものだと実感しました。

  • 映像も音声もよくて、オンラインの方がよく聞こえてわかりやすかったです。平和展のパネルなどもよかったです。現地にもぜひ行ってみたいと思いました。




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