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2021年04月02日

西部ブロック企画「オンライン産地交流会~自宅で産地とつながろう!~」を開催しました

2月27日、西部ブロックでは、「オンライン産地交流会~自宅で産地とつながろう!~」を開催し、組合員41人、組合員理事・役職員を含む61人が参加しました。


今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、産直産地への訪問がほとんど中止となりました。そのため、Zoom(テレビ・WEBアプリケーション)を用いて、エフコープの子会社であるコープファーム(うきうきミニとまと、※1)、アップルファーム(しいたけ、※2)の産地と参加者・主催者の自宅とをリアルタイムでつなげて産地見学・交流会を開催しました。


ふたつの産地とも動画を見た後、生産者に栽培施設内を案内していただき、栽培方法や収穫までの作業工程を詳しく説明をしていただきながら交流をしました。また、参加者からの質問にも丁寧に答えていただきました。


まず、コープファームはうきは市にある1,500坪の栽培施設にて、1万2,600本のミニトマトを手作業で一つひとつ丁寧に育てています。統合環境制御盤によって気温や湿度を24時間管理し、パイプを通して、うきはの地下水と培養液を苗に送り届けて、甘いミニとまとを育てる培養栽培を行っています。


ミニとまとの収穫のしかたも実際に見せていただきました。質問・交流時間では、「農業で大変なことは?」、「農薬の回数は?」、「保存の仕方は?」、「有機肥料か化学肥料か?」、「季節によって味の差がありますか?」などの質疑応答がありました。




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次に、アップルファームは篠栗町エフコープ本部敷地内にある栽培施設にて、菌床への水まき、芽かき、収穫、大きさで分別、袋詰めの一連の工程を手作業で一つひとつ丁寧に行っています。アップルファームは就労継続支援A型事業所のため、しょうがい者の方が作業に戸惑いが生じないように、目で見てわかりやすい細やかな工夫と配慮がなされていました。


ひとつの菌床で2回しいたけの収穫を行い、収穫が終わった菌床はカブトムシの餌や肥料になるそうです。質問・交流時間では、「菌床ひとつでいくつのしいたけが収穫できるの?」、「菌床の産地は?」、「栽培に農薬を使用するの?」、「カタログ販売はされていますか?」、「常時何人の方が作業をされていますか?」、「1回目と2回目の収穫で栄養分や味・大きさなど品質に違いはありますか?」などの質疑応答がありました。




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今回、西部ブロックで初めてのオンライン産地交流会のとりくみでしたが、自宅からZoom画面を通して、しっかりと産地見学・交流をすることができました。コロナ禍が落ち着いて実際に産地訪問や交流ができる日を楽しみにしつつ、これからもオンラインを活用した産地交流を続けていきたいと思います。




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(※1)コープファームは、「生産者がはっきりしていて、安全・安心な食材を」という組合員の思いに応えるとともに、地域の方々と協力し合いながら農産物の地産地消を推し進め、ミニとまとの生産を通じて、福岡県の農業を元気にしていくことを目的として設立されました。


(※2)アップルファームは就労継続支援A型事業所で、しいたけの栽培・販売を通して、しょうがい者が一般就労に向けた知識や能力の向上を図るための支援を目的として設立されました。


<参加者の感想>



  • 栽培から私たちの手元に届くまで知らないことばかりで、一つひとつ丁寧にお話が聞けて勉強になりました。子どもがいると、特に食品の安全性について気になるところですが、今回見学させてもらって、改めて安全安心においしく食べられるなと実感しました。

  • 就労支援で社会貢献を作っていることを初めて知りました。素晴らしい!(しいたけ) とまとの栽培の広大な敷地と手間のかかる作業に驚きました。環境整備にも心を尽くされ、衛生的で安心できました。たくさん実をつけたミニとまと(まるでぶどうの房)は圧巻でした。蜂の役割はすごいですね。ミツバチのように蜜は?と興味津々でした。

  • 初のオンライン参加、産地交流会で、産地の様子を家にいながら楽しめて、また勉強になりました。自分達が食べている商品がどのように作られているのか、どういう思いでされているのか、よくわかりました。


<オンライン企画に参加した感想>



  • 子ども達には「体験」の方が実感しやすく、より身近に感じることができると思いました。しかし、現地までの移動や天気、小さな子どもが途中で飽きて参加できなかったら・・・という心配がなく、オンラインの方が参加しやすかったように思います。

  • リアルタイムでリモート生中継だったので、本当に実際産地見学に行ったような臨場感が味わえた。

  • ライブで紹介していただいたので、担当の方とのやりとりもわかりやすかったです!! ただ動画を流すだけじゃない、“交流”がオンラインでもできることが楽しかったです。


<試食の感想>



  • ミニとまとは色がとても濃く、味も酸味と甘味のバランスがとてもよかったです!しいたけは私が苦手な方なのですが、バター焼きにしていただいた際、おいしすぎて感動しました。肉厚でしいたけの旨みが口の中に広がり、また次も購入したいなと思える商品でした。

  • <ミニとまと>子どもたちがおいしい!と、いつもは1つ食べるといらない、と言っていた娘が3つ食べました! 味もおいしくてペロッと完食です! <しいたけ>チーズ焼きを作ってみました。ジューシーでおいしかったです。普通に焼いて食べたしいたけもとてもおいしかったです!

  • うきうきミニとまとは甘くてとてもおいしかったです。フルーツとまとみたいですね。とまとはたくさん品種があり、注文を迷いますが、今後買おうと思いました。しいたけは塩をパラパラとふってトースターで焼くというシンプルな焼きしいたけでいただきました。「もうないの?」と家族に言われるくらいおいしかったです。カタログにはないとのことだったので、お店で探そうと思います。


<生産者へのメッセージ>



  • 今回はとてもわかりやすい説明で参加して良かったです。オンラインで現地に行くことはできませんでしたが、いつかは見学したいなと思いました。私たちの食卓に届くまでの大変な作業、工程があると知り、利用して応援していきたいと思いました。

  • 子どもと一緒に親子で楽しく参加させていただきました。2歳8カ月の息子はまだご飯も食べたり食べなかったり偏りがあるんですが、交流会後の夜ご飯、朝見たとまととしいたけだよ~と話すと、おいし~おいし~と食べてくれました。とても貴重な体験ができました。ぜひ今後もおいしいとまとやしいたけを作っていただきたいです。

  • 就労支援(しょうがい者)の事業所を初めて見学させてもらいましたが、いろいろ工夫されていて驚きました。絵や図、色、プリント、磁石など工夫することでできなかったことができる、わかる。わからないからできる人がやるのではない、自立させるとはそういうことなんだなと思いました。しいたけの栽培はもちろん手をかけてあるのがわかりましたし、人を大切にしてあるのもすごいな、愛情がたくさんあるのが伝わってきました。

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