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2019年09月26日

西部ブロック活動委員会主催「普段の生活にも、防災にも役立つミニ知識」を開催しました

西部ブロック活動委員会


9月12日、西部ブロック活動委員会では、都久志会館(福岡市中央区天神)にて、日本赤十字社の林田みさおさん(福岡県支部 健康生活支援講習・幼児安全法講師)をお迎えし、「普段の生活にも、防災にも役立つミニ知識」を開催しました。


最近は地震、台風、大雨などにより甚大な被害をもたらす自然災害が増えています。被災時には誰しもが大きなストレスにさらされ、避難生活などによる環境の変化で、特に高齢者、乳幼児、妊産婦などが身体的にも影響を受けやすくなります。


前半では、避難生活での高齢者や乳幼児のこころやからだに起きやすい反応とその対応のしかたなど、事例を交えてお話をしていただきました。特に避難生活など動くことが不自由な環境で、家事・炊事・買い物などをしなくなることで、心身機能が低下し、動けなくなる「生活不活発病」が起こりやすくなるので、避難所でも何らかの役割を探す、ボランティアによる必要以上の手助けを避ける、身の回りを片付けるなどの予防法が心に残りました。また、脱水・風邪やインフルエンザ、食中毒やエコノミー症候群などへの予防も健康状態の管理に必要なことがわかりました。


後半は、日頃から知って役立つ基本的な技術を教わりました。床からの起き上がり方や立ち上がり方、座り方の実演を見せていただきました。また、風呂敷を使ったリュックサックや抱っこ紐、タオルケットなどを使ったガウン、少量のお湯とおしぼりを使ったホットタオルの作り方や、段ボールとポリ袋を使った足湯や沐浴の方法、レジ袋とタオルを使ったおむつの作り方、リラクゼーションやレクレーションを体験で学びました。最後に、避難所にボランティアに行く場合の心得も教わりました。


「災害時にいざ!」と思っても、なかなかできないことも多いけど、今回教わったことは育児や介護などの普段のくらしに活用できることが多く、「普段からできる災害時に備えた生活」を意識していきたいと思いました。




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避難生活等のお話




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床からの立ち上がり方・介助あり






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風呂敷でリュックサック




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タオルケットでガウン






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少量のお湯でホットタオル




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段ボールとポリ袋で沐浴






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ポリ袋で簡易おむつ




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風呂敷で抱っこ紐






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リラクゼーション




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レクレーション




<参加者の感想>



  • 災害が起こってしまった後で避難した場合にできる具体的なことを知ることができ良かったです。実際にしてみることで、普段祖父母に会った時にもできるし、それにより慣れることも良いと思いました。

  • 子どものメンタル面についても考えさせられました。自分もつらいけど、子どもも心に傷をおってしまったということ、忘れてはいけないと思いました。

  • 防災に役立つ風呂敷を使ったリュックサック、タオルケットガウン、ホットタオルなど、1つの知識として、とても勉強になりました。林田先生の話はとても聞きやすく、しっかりと頭に入ってきました。素晴らしい講座をありがとうございました。

  • 災害時にどうなるかわからないが、備えは必要だと思いました。今回日常でも役に立ちそうな内容で、ホットタオル等、リラクゼーション、家でもやってみたいです。ボランティアをしたことはありませんが、心得を聞け、今後活動をする際に活かしたいと思います。

  • 東日本大震災でのお話や、被災の現場のお話などもまじえた講習でとてもよかったです。リラクゼーションで教えていただいた方法は、普段からでも使えそうで、子どもたちにもやってあげたいです。毛布を使った防寒やホットタオルの作り方など知識が増えて良かったです。

  • ボランティアについてのお話で、東日本大震災時にボランティアで行った時のことを思い出しました。何ができるか、いろいろ考え、結局お話をきいたり、肩や足をもんだりをしていました。今度は自分がいつ被災するかわからない、ということをふまえ、準備をしていきたいと思います。

  • タオルケットを使ったガウンは、毛布を体の形にまとわせる技は着物文化ならではですね。目からうろこでした。

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