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2019年06月05日

西部ブロック企画「子ども平和学習バスツアー」を開催しました

エフコープでは平和学習の一環として、次世代を担う子どもたちに平和の尊さや戦争の悲惨さを伝えていくとりくみを行っています。今回は子どもも参加できる日曜日に戦跡を訪ねて学習する企画を開催しました。


■行き先


大刀洗平和記念館と大刀洗戦跡


■参加者


大人21名 子ども7名


2019年5月12日、博多駅をバスで9:30に出発、大刀洗平和記念館に向かい、1時間足らずで到着。記念館では大刀洗がどういう場所だったのか、戦時中に果たした役割などの説明を聞いた後、ビデオの視聴や館内の見学をしました。戦闘機の実物や、たくさんの人たちが若くして戦争に散っていった資料などを、自由に観覧していただきました。


昼食後に、現地のガイドで元教師の石川さんに来ていただき、バスで移動しながら戦跡めぐりをしました。


バスの車窓からの見学や、歩いて見学をしました。この日は、30度近い気温でみなさん、熱中症に気を付けながらのフィールドワークでしたが、ガイドさんの説明に聞き入って、熱心に見学をしていらっしゃいました。


大刀洗は当時、東洋一を誇った大刀洗飛行場を中心とする一大軍都が存在し、敷地面積も広大で、航空学校もあり、たいへん栄えていたそうです。


しかし、それ故に爆撃の目標にされ、B29の編隊が次々にやってきて大空襲に見舞われ、民間人を含む多くの尊い命が奪われました。


また、特攻基地の中継基地として数多くの若き特攻隊員たちの出撃を見送った場所でもあります。当時のことを考えると涙を禁じえません。


今も残る掩体壕跡、爆撃による爆弾の破片が貫いた後、小学生だった子どもたちが逃げ込んで爆撃で犠牲になった頓田の森、今は公園になっている場所では戦後、250キロ爆弾の不発弾が発掘されたこと、今ももしかしたらその爆弾が埋まっているかもしれないことなど、今では想像するしかありませんが、この地にきて臨場感あふれるお話を聞きながら戦跡めぐりを終えました。


参加したみなさん、やはり、聞いてみないと知らなかったという感想で、来てよかったと、おっしゃっていました。


帰りは16:15博多駅前に帰着し、みなさん無事帰途につかれました。




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<参加者の感想(抜粋)>


子ども



  • 平和学習会でいろいろな資料や戦争のあとをみて、命の大切さを感じました。

  • 今日教えてもらったことを生かし、平和をずっとつづければいいと思った。

  • 今と昔ではぜんぜん違うのは知っていたけど、こんなにちがうとは思いませんでした。ひこうきを見てこんなにこまかくできているんだと思いました。


大人



  • 大刀洗の事を深く知ることができて大変良かったです。説明をしていただき、楽しく過ごすことができました。子どもに少しでも戦争の悲惨さがわかってもらえたらと思います。幼い子どもたちが犠牲になった親の無念さが伝わりました。今日、参加できて良かったです。ありがとうございました。

  • 記念館の初めから泣いてしまいました。訓練校生が制服を脱いで素顔を見たら、まだまだ15歳~17歳。子どもっぽさがまだまだ残っていました。純粋だからこそ、素直に特攻の任務を背負えたのでしょう。悲しい時代、繰り返したくないですね。

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