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2025年08月20日

映画『取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境』上映会報告

  • 目標1:貧困をなくそう
2025年7月12日(土)、福岡市男女共同参画推進センター「アミカス」ホールにて、映画『取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境』の上映会を開催しました。 
このイベントは、有限会社九州シネマ・アルチと一般社団法人シンママラボが主催し、エフコープ生活協同組合との共催で実施されました。当日は約120名の方々にご来場いただき、映画上映とトークセッションを通じて、シングルマザーを取り巻く現状についてともに考える時間となりました。 
映画は、国内外で注目を集めるライオーン監督による作品で、シングルマザーが直面する困難や社会制度の課題を、当事者の声を通して丁寧に描いています。上映後には、監督ご本人に加え、エフコープ組合理事の長野美智子さん、シンママラボ代表の尾崎衣知子さんを迎えたトークセッションを実施し、映画に込められた思いや、現場で感じる課題、そして地域でできる支援のあり方について語り合いました。 

参加者の声 

無関心により、情報不足により、亡くならないで良い生命が絶たれたことが印象に残るシーンでした。(30代・女性) 

出演のシンママたちが笑顔で今後のことを話しているシーン。私もシンママで息子を育てて、息子も23歳になりました。私が経験してきたことがそのまま映画で描かれていて、いろいろと思い出したのと同時に、何も世の中が進歩していないことに憤りを感じました。(50代・女性) 

どのシーンもその方の『コトバ』で話されていて、伝わってきました。専門家のデータから日本の現在地がわかり、シングルマザーのみなさんが他者を責めずに努力しているのに改善しない現状がわかりました。第三者だからこそ伝えられるビデオジャーナリズムでした。(40代・女性) 

千葉県鎌ヶ谷市のシングルマザーの心中未遂事件。私もシンママの支援をしたことがあり、映画の内容は納得するものばかりでした。支援中にも感じた、自治体や企業といった団体は動いてくれない。一般人の自分たちがチームとなって動かなければ、現段階では誰も救われない、という考えに至りました。(30代・女性) 

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