産直豚のプレスハム

『産直豚のプレスハム』は、名前のとおり産直豚を100％使用。お肉の旨みがしっかり味わえると人気の、エフコープのプライベートブランド商品で、「みやこハム」が製造しています。開発当初『ファミリープレス』という名前で誕生し、2022年で35周年を迎えました。変わらない味と製法で愛され続けるロングセラーのハムです。

取扱い

配達

取扱いあり

お店

取扱いあり

※一部店舗で取り扱いがない場合がございます。

更新情報 2023年10月10日

豚本来の自然な色合いと、旨みと食感へのこだわり

開発当時から着色料や発色剤などの添加物を使わない「無塩せき製法」で作られてきた『産直豚のプレスハム』。豚肉本来の自然な色合いが生きたハムの製造方法は、35年経ったいまも変わりません。

プレスハム作りは、豚肉や牛肉、山羊肉などの端肉を合わせ、型詰めした後すぐにボイルするのが一般的です。『産直豚のプレスハム』の場合、エフコープの産直豚を100％使用し、旨みを引き出すため、もも肉を一般的なプレスハムの倍以上の大きさでカット。つなぎにも産直豚を使うことで食感良く仕上げています。

さらに、添加物を使わずに食感や日持ちをよくするためにたどり着いたのが、スモークするという方法。珍しい工程ではありますが、燻すことで肉の水分がほどよく抜け、風味がアップする効果があります。

お肉は産直豚を100%使用

『産直豚のプレスハム』の原料は、宮崎県の「尾鈴豚友会」と鳥取県の「鳥取畜産絆の会」が育てたエフコープの産直豚です。ストレスのない環境や餌にこだわって育てているため、「くさみがない」「甘みがあっておいしい」と人気です。

製造の流れをレポート！

使う肉の部位は、赤身率の高いもも肉のみ。素材の味を生かすため控えめに味付けした後、成型器に詰めます。空気が入り込まないように詰めるのは熟練の技術。

成型器に入れたお肉を65度の燻製室で約40分間スモーク。桜のチップの効果で、まるでロースハムのような豊かな風味になります。

スライスされたプレスハムを丁寧にチェック。骨が入っていたり、脂身が多いものは取り除きます。包装後にシールや印字を確認し、エックス線で異物の最終チェック。3段階の検品で品質を守っています。

ロングセラー商品の誕生秘話は？

『産直豚のプレスハム』（初代『ファミリープレス』）が誕生したのは1987年。当時、ハムといえば着色料や発色剤といった添加物を使用したものが主流だったため、組合員から「子どもたちに安心して食べさせられるハムがほしい」という声の高まりに応えて開発がスタートしました。エフコープが福岡県豊前市にある「みやこハム」に協力を依頼し、試行錯誤の末、当時としては珍しい着色料や発色剤不使用のハムが完成したのです。

当時を振り返って

この商品が誕生したのは私が入社したての頃で、歴史と愛着を感じます！
発色剤を使わないハム作りは前例がなかったため、開発は苦労の連続でした。結果的にスモークするという製法にたどりつき、食感や日持ちを良くして、風味も高めることができました。組合員さんに何度も試食していただき、納得のいく味わいのハムができあがりました。