エフコープ

お知らせ

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2021年01月26日

「アメリカ合衆国における臨界前核実験実施」に対する抗議文を送付しました

1月25日にエフコープ生活協同組合 理事長名にて、アメリカ合衆国大統領に対し、「アメリカ合衆国における臨界前核実験実施に抗議します」とする文書をアメリカ合衆国大使館宛てに提出いたしました。



2021年1月25日


アメリカ合衆国大使館気付
ジョセフ・ロビネット・バイデン・ジュニア大統領 閣下


エフコープ生活協同組合
理事長 堤 新吾


アメリカ合衆国における臨界前核実験実施に抗議します


貴国が、2020 年 11 月に、ネバダ州で臨界前核実験を実施していたことが明らかになりました。この時期は、核兵器禁止条約に批准した国・地域が 50 に達し、発効が確定した直後にあたります。核兵器廃絶へ向け新たな一歩を踏み出した国際社会の動きに逆行する行為であり、極めて遺憾です。


被爆者をはじめとする平和を希求する世界中の人々の切なる思いを踏みにじる行為で、到底容認できるものではありません。


私たちは唯一の戦争被爆国である日本の生活協同組合として、被爆者や全国の生協の仲間と共に核兵器の非人道性について学び、人類が再び被爆者を生む過ちを犯さぬよう、核兵器廃絶をすすめる取り組みを続けています。


今回の貴国の実験に強く抗議するとともに、今後計画されている一切の核実験を中止し、「核兵器なき世界」の実現に向けてNPT(核兵器不拡散条約)で約束した誠実な核軍縮に取り組むことを強く求めます。


私たちは原爆投下の惨禍を体験した国民として、核兵器の全廃と世界恒久平和の実現を強く望んでいます。貴国が2017年7月7日に国連総会で採択され、2021年1月22日に発効した「核兵器禁止条約」に一刻も早く署名・批准し、平和的解決のため世界と対話するとともに、保有しているすべての核兵器を破棄することを強く求めます。


以上


エフコープ生活協同組合
〒811-2495 福岡県糟屋郡篠栗町中央1-8-1
TEL 092-947-9003
FAX 092-947-9192