「被爆体験証言集朗読シナリオ」朗読映像を公開しました

エフコープでは、1995年から「戦争の悲惨さを次の世代へ伝えたい」という思いから、毎年原爆の体験者から直接話を聞いて書き記した、被爆体験証言集『つたえてください　あしたへ・・・・・・』を制作し、これまでに25冊を発刊しています。

被爆・終戦75年目となる2020年、当初3月から聞き書き活動を予定していましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、証言者や聞き書きメンバーの感染を防ぐこと、証言活動に関わるみなさまの安全を第一に考え、被爆体験証言集『つたえてくださいあしたへ・・・・・・』第26集の発刊は延期といたしました。

しかし、こんな時代だからこそ、過去の歴史に学び、現状を知り、平和について考え、平和運動につなげることが何よりも大切だと考え、今できる活動の一つとして、これまで証言集に掲載してきた「朗読シナリオ」をテーマクラブ『たんぽぽのわたげ』協力のもと、編集し発刊することとしました。

そして、朗読シナリオを通して被爆体験をより分かりやすく伝えるために、「たんぽぽのわたげ」と筑紫女学園大学の学生にご協力いただき、このシナリオを朗読する様子を撮影した動画を公開いたしました。ぜひ動画をご覧いただき、原爆の悲惨さや被爆の実相を知っていただけるとうれしいです。