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2022年11月04日

【食分野】遺伝子組換えドキュメンタリー映画上映会

開催日/2022年10月31日

  • 目標1:貧困をなくそう
  • 目標2:飢餓をゼロに
  • 目標9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 目標12:つくる責任、つかう責任
  • 目標15:陸の豊かさも守ろう

遺伝子組換え技術の登場後、相当経過しましたが、生協としてはこの間学習会を実施していません。今回は、オランダで制作されたドキュメンタリー映画の上映と上映後パネラーとの意見交換を実施しました。

アンケートでも見えますが、企画前段階で不安を感じる方が8割と、かなり多い実態が明らかとなりました。企画終了後に不安が改善した方は、半分強となりました。しかし、それでも依然不安を感じる方が全体の約4割いらっしゃいます。

今回の企画自体が、安全性を強く推さないソフトな企画としたことからアンケートでは、みなさんの本音を集約することが出来ました。今後の企画に向けて、大変よい内容で終えることが出来ました。ご参加のみなさま ありがとうございました。

【アンケート】

◆遺伝子組み換えは悪いというイメージで今まで来ましたが、メリットがある事に考えさせられました。世界中で色々な環境の中で生活している人々が、それぞれに、きちんと選択出来る情報や環境を作って頂き、それそれが選択出来る事が一番の解決策てはないかと思いました。便利になればなるほど、たくさんの事を選択していかなければいけない世の中を幸せと感じられる世界であって欲しいと願うばかりです。今日は貴重なお話しと機会を与えて頂きまして本当にありがとうございました。

◆久々の字幕映画で、字幕を読むのに必死で話している人の表情まで見る余裕がありませんでした。今までは、手に取る食品に「遺伝子組み換えは使っていません」の表記ばかりが気になり、遺伝子組み換え食品=身体に悪い食品のイメージでした。実際、日本では遺伝子組み換え食品は肥料くらいで、あまり口にする機会はないと聞き、もっと身近にあふれていると思っていたので驚きました。今回の映画を見たことにより、人口増加や貧困で遺伝子組み換え食品を選ばざる状況の人もいる、ことを考えさせられました。農家の人が、政府から無料でもらった種を売っている。と話していたのを聞いた時に、その種を買った農地で更なる組み換えが行われるのでは?この農家の人考えなさすぎだなぁ…。と疑問に思っていたので、同じように感じている人といたことが印象的でした。

◆2回目なので理解が進みました。今回、印象的だったのは、最後に出演者が食卓を囲んでいたシーンです。バングラデシュの人たちの暮らしとは、かけ離れていました。その暮らしからの視点だと遺伝子組み換え作物に対しては、選択しなくてもまだ大丈夫という思いがあります。世界の食糧生産を考える視点を共有しないと共存は難しいでしょう。日本では表示が、遺伝子組み換えでないと言っています。遺伝子組み換え作物は、悪いという印象です。まだまだ、消費者が学び自ら判断できる力が必要と感じました。

◆先入観にとらわれず多面的に物事を考えることの重要性を感じました。これから世界的に食料不足が懸念される中、食料自給率が低い日本は遺伝子組み替え作物の栽培も考えていかないといけない時期にきていると思いました。

◆遺伝子組み換えというと身体に悪影響のあるものと思い込んでいましたが、世界的にみると人口増加で食糧不足のための収穫量増加、貧困農家の収入増加、食物の栄養価を高くできるなどのメリットを教えていただき、未来の人類を救うために必要な技術なのだと分かりました。しかし、科学的に遺伝子組み換え作物を取り続けた結果、身体への影響はどうなのかまだ解明されていない部分もあるので、今はまだ賛成できません。今後も遺伝子組み換えやゲノム編集作物の学習会を継続して最新情報を得ていきたいです。本日は貴重な学習会を開催いただきありがとうございました。

◆考えるためのいい機会をいただき、ありがとうございました。てっきり遺伝子組み換え作物の問題点を指摘する学習会と思って参加したので、こんな考え方もあるんだと知る、いい機会になりました。自分と違う意見を聞いて、また考え直すということはとても大切だと思うので。この映画や小島さん、井ノ上さんが提起されていることにも一理はあると思います。でも、その主張の中で挙げられているデータもまた一面的でしかなかったと思います。例えば、GM作物を食べることで自閉症が増えるなんてことは、GMに疑問を持つ僕でも信じられません。ただ、自然界で起こり得ない変化を遺伝子操作で行うということには、やっぱり慎重であるべきだという考えは持っていた方がいいように思います。これまでもエフコープの食品は、しっかり選んで安全だと思う物を購入するように心がけてきましたが、今後はよりしっかり選ぶ必要があるなと思いました。

◆東都生協の吉澤さまがエフに振っていただいたのが嬉しかったです。早くからリスコミ等にも取り組んできたエフです。結論は出ないかもしれまん。でもその時々で継続的に論議すべきですね。悲しいかな報道に振り回される自分たちがいるのも事実ですから。持続可能という視点からすると、目的が明確かつ種子の管理も確実であれば共存は可能というか‥しないといけないのでしょうね。それには消費者の後押しがないと生産者は育てられません。で‥結論は、やはり学びと論議と行動ですね。

◆バングラデシュの国のことを全く知らなかったので、遺伝子組み換え作物とどう結びつくのか理解するのは大変でした。もし、ヨーロッパのフランスやイギリスなどのことなら日本に置き換えられるのでは、と思いました。日本も戦後食糧難の時があったと思いますが、経済が成長し、食べ物を選べるようになり、GMO は嫌だと言えるけれど、これから何が起こるか分からないことを考えたら、心づもりは必要なのかなと思いました。日本人がフィリピンで畜産のためのBtトウモロコシを作付し、日本に逆輸入する話は可能性としてはありですね。もし北海道の畜産農家が牛の飼料にGMO作物を与えているので、北海道でGMO作物を栽培したいとなった場合、日本でGMO作物が栽培できるようになるために必要な事とは何ですか?消費者が反対するから・・それ以外の理由を教えてください。私は決してGMO推進派ではないですが・・・

◆本日は、お疲れ様でした。今日は二回目だったので、前回よりドキュメンタリー映画の内容は理解できました。双方の意見を聞けば、迷いが生じるのは当然ですが、最終的には個人の判断かと思いました。映画は海外の話でしたが、日本で同じような映画は作成できるかなー?とか思いました。日本も今後、生産者のご苦労を考えると、消費者の安心、安全の追求にどこまで対応できるのかとも考えます。共存できないか?と質問されましたが、作ってみたいと思ってる生産者はどれくらいいらっしゃるのか?疑問に思いました。

◆当初は遺伝子組み換え食品の危険性について学べるのだと思っていました。けれど、この問題にはいろいろな要素が関係していて、簡単に正否を決める事はできないと思いました。貧困や栄養不足、経済等々奥深い問題が関係していて人間には解決できないものかもしれません。個人的には今後も遺伝子組み換え食品は避けたいと思いますが、反対運動などで他の方の考えを変えようとも思いません。今日は公平な情報を知ることができて良かったです。ありがとうございました。それと、日本人は組み換え食品は食べていないということを初めて知り、安心しました。蛇足ですが、我が家には自閉症の息子がいます。自閉症があのような形で扱われるのは少し残念な気がしました。

◆映画でわかりやすく見ることができました。殺虫剤を毎日散布している人が、健康が心配と言われていたのが印象的でした。生活のためにやらなくてはならないとも。Btナスのように殺虫する効果があるとのことでしたが、虫は死んでいくのに人が食べても大丈夫なのか気になりました。遺伝子組み換えのことを学んで考えが変わりそうです。

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