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2022年04月26日

北部ブロック活動委員会 沖縄「平和・環境学習会」を開催しました

  • 目標14:海の豊かさを守ろう
  • 目標15:陸の豊かさも守ろう

「大浦湾の生きものたち」の写真鑑賞とともに、自然や環境を守る大切さを考え、沖縄本土復帰50年、私たちが知らない沖縄の現状や基地について学ぼうと、多くの共催を受け企画しました。しかしコロナ感染対策のため写真展は中止となり、「平和・環境学習会」をオンラインのみで3月24日に開催し、参加者は23人(組合員13人、活動委員3人、組合員理事3人、講師1人、スタッフ3人)でした。

講師の下地輝明さん(沖縄平和ネットワークガイド)は、私たちの知らない「地位協定」や基地があるゆえに起きる事故や環境問題など、大変分かりやすい資料を準備いただき、丁寧にお話をしていただきました。

「地位協定」は他国(ドイツ・イタリア)との比較、日本だけが国内法の適用、基地の管理権や立入権、米国の訓練・演習への関与、警察権や航空機事故の捜査権がないこと、さらに日本だけが1960年締結後、一度も改訂されていないことも知りました。沖縄県のホームページから「日米地位協定」に関係する条文等のほか、他国(ベルギーやイギリスなど)が米国と締結している地位協定の法令なども見ることができ、沖縄県庁から取り寄せることができると紹介していただきました。

基地と環境問題では、客観的な新聞記事なども引用されお話しをしていただき、ストックホルム条約で製造・使用・輸出が禁止される有害物質PFAS(有機フッ素化合物)が基地から流出し、水道水から検出されるなど驚きの連続でした。

今回の学習会で、美しい海や自然の沖縄の実情について一部ですが、知ることができました。

共催:大里区域委員会、八幡西区域委員会、エフコープテーマクラブ辺野古、北九州市消費者団体連絡会(くらしと食の安全部会)

<参加者アンケート紹介>

  • これまで沖縄の事を深く考えたことがありませんでした。今年になって新聞に「沖縄本土復帰50年」ということでシリーズで記事が掲載されています。様々な立場の人に取材をしての記事は読みごたえがあります。本当に知らないことばかりでした。今日の下地さんのお話では、日米地位協定が勝手な解釈でそれを改めるどころか、政治家が利用していることは許せないと思いました。もっとたくさんの方々と一緒にお聞きしたいと思いました。
  • 画像や新聞記事を交えて資料共有と、それぞれのポイントと感じておられる個所を重点にご説明いただきわかりやすかったです。これはなにも沖縄だけの問題ではなく、私たち自身の問題で自分のこととしてとらえていくことが一番大事だと思いました。それにしても私自身親世代より戦争や平和のことはよく聞かされてきましたし、実体験はしていませんが戦争や沖縄の問題は切羽詰まった問題としてとらえてきました。しかし結婚し子供ができ、家族でさえ同じ価値観を持ち続けることの難しさを感じることが増えてきています。難しい問題だからこそ決して自分の考えをおしつけるのではなく、それぞれの立場で自らが考えられるような提起のしかたをしないといけないと感じます。
  • 今日の学習会は、とても分かりやすいパワーポイントを作っていただき、初めての方にもよくわかる学習会になったのではないかと思いました。一回で終わるのではなく、シリーズ化していただくと、参加者も増えるのではないかと思います。今日はありがとうございました。
  • 日米地位協定のことは知っているつもりでしたが、ドイツ、イタリアに比べてもいかに劣悪なものかを知り、憤りを感じました。 誤解だらけの米軍基地…具体的な数字で表してくださったので、わかりやすかったです。
  • 沖縄の実情を知る機会がほとんどないので、参加できて、良かったです。福島の大学はパスポートをもって留学生として入学された話、沖縄国際大学の構内に米国の飛行機が墜落した時、学長の許可なく、大学が米国に占領されたこと、辺野古の埋立に沖縄戦での人骨などがたくさん埋まっている土を使おうとしているなど、たくさんの事実を聞くことができました。 沖縄の問題は沖縄だけの問題だけではなく、日本が変わらなければ何も変わらない(本土に住んでいる人々がそれぞれ行動しないと変わらない)。だから、辺野古の問題は、辺野古だけで問題を解決できないなどの思いも伺いました。 大きな行動はできないけど、まずは知るからはじめてみたいと思いました。

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