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2019年09月03日

「2019年度 エフコープ平和展~平和な世界を未来へ~」を開催しました

9月1日、博多駅前の賑わい交流空間にて「2019年度 エフコープ平和展~平和な世界を未来へ~」を開催しました。


この平和展は、戦争・原爆の悲惨さを伝え、平和と命の尊さを考えるきっかけになってほしいとの目的から例年開催しているものです。会場には、被爆者自らが監修し作成したパネル「原爆と人間」や、1945年6月19日に博多や天神を焼け野原にした「福岡大空襲」の様子を記録したパネルのほか、2020年に開催される「NPT再検討会議」のポスター、長崎で被爆した漫画家の西山進さんの漫画パネルなどを展示しました。


西山さんは今年で91歳になりますが、会場に駆けつけていただき、被爆体験やその後の人生の苦労話、そしてエフコープが被爆体験証言集『つたえてください あしたへ・・・・・・』を制作するきっかけとなったお話などを語っていただきました。


またステージでは、地元で活躍するミュージシャンの演奏や、被爆者などが戦争の語り部として活動している「さざなみ会」の証言、その証言をもとに朗読劇を作成、披露している「たんぽぽのわたげ」による朗読劇などがありました。そして、「広島・長崎平和の旅」に参加した子どもたちも登場し、来場者の前で「平和の旅」で感じたことや学んだことなどを発表してくれました。


会場にはその他にも、エフコープが行っているエシカル消費やSDGsのとりくみ紹介、消費税増税や軽減税率の仕組みなどを分かりやすく伝えるパネル、そして9月1日は「防災の日」でもあり、防災・減災のとりくみと一昨年の九州北部豪雨の状況を伝えるパネルなども展示しました。


九州でも一番多くの人が集まる博多駅前の広場ということもあり、会場にはたくさんの方が訪れ、パネルを真剣に見入る人や折り鶴を折ってくれる人、『つたえてください あしたへ・・・・・・』を手に取り持ち帰っていく人や被爆者の証言に聞き入る人など、最後まで会場内は賑わっていました。


たった一日の開催ですが、訪れた人たちが少しでも戦争や原爆の実相を知り、平和について考えるきっかけになってくれたらうれしく思います。




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会場内にはたくさんのコーナーを設けました




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平和の旅に参加した子どもたちの発表






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貴重な証言をしていただいた西山進さん




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折り鶴コーナーでは千羽鶴を作成



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