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2026年05月29日
【新宮区域委員会主催】 「おとなの社会科見学(大刀洗平和の旅)」を開催しました
開催日/2026年5月21日
「おとなの社会科見学」として大刀洗平和記念館とその周辺の戦跡巡りのフィールドワークを行いました。
5月21日(木)、新宮区域委員会主催の「おとなの社会科見学(大刀洗平和の旅)」を開催しました。当日は26名の参加者での開催になりました。大型バスを使っての工程で、舞松原店と新宮店を集合と解散の場所に設定しました。今回訪問したのは、筑前町にある「大刀洗平和記念館」と、その周辺に広がる戦跡です。かつて大刀洗には、西日本最大級の陸軍飛行場がありました。しかし、終戦間近の1945年3月、2度にわたる大規模空襲により壊滅。若い兵士だけでなく、地域に暮らす人々や下校中の子どもたちまで、多くの命が奪われました。
午後からは、大刀洗空襲を語り継ぐ会」の石川由美子さんを講師に迎え、フィールドワークとして、飛行場跡学徒動員の跡地、子どもたちが犠牲になった場所、平和の碑や掩体壕などを巡りました。 「ここで本当に起きていた出来事」だという現実を、肌で感じる時間となりました。
「大刀洗平和記念館」
大刀洗は、旧陸軍が東洋一を誇った大刀洗飛行場を中心とする一大軍都でした。 しかし、1945年3月、米軍の大空襲により壊滅的な被害を受け、民間人を含む、多くの尊い命が失われました。また、この飛行場は特攻隊の中継基地として、多くの若き特攻隊員たちの出撃を見送った場所でもありました。このような多くの尊い犠牲のうえに現在の平和と繁栄があることを深く感謝し、「平和への情報発信基地」として、設立されています。
【語り部の言葉が問いかけたもの】
今回のフィールドワークでは、「太刀洗空襲を語り継ぐ会」の石川氏にご案内いただきました。その語りの中で、参加者の心に強く残った言葉があります。
「平和を願うことは大切。でも、願うだけで平和になるのか」
「事実を知ったあなたは、どう考え、どう行動しますか」
「戦争を起こすのは大人。でも犠牲になるのは戦争を起こした大人たちだけではなく、子どもたちも含めた無差別」
これらの言葉は、過去の出来事ではなく、“今を生きる私たちへの問い”として発せられ、心の奥深くまで響きました。
「頓田の森」
1945年3月27日、太平洋戦争中、大刀洗飛行場を爆撃するためにアメリカ軍のB29爆撃機、74機が飛来しました。この空襲で、下校途中に頓田の森に逃げ込んだ児童たち31名の尊い命が失われました。
「一ツ木神社」
1945年3月27日の空襲で、学校近くの頓田の森へ退避したところ、投下された爆弾により大多数の児童の命が奪われました。一瞬にしてわが子を失った親の悲しみと、切なさはやがて平和を願い亡き子の冥福を祈る心の現われとして、ここに延命地蔵が建立されました。
「 掩体壕」
航空機を敵の攻撃から守るための格納庫。大刀洗飛行場や城山周辺にはいくつも造られましたが、現存しているのはこの掩体壕のみとなっています。コンクリート製で、高さが7m30㎝、幅が44mもあります。
「北飛行場跡」
この道路は、1945年2月に完成した重爆撃機用のコンクリート製メイン滑走路だったもので、もともとは幅50メートル、長さ1800メートルありました。今でも当時の面影が残されています。
【いま、私たちにできること】
見学を通して感じたのは、「戦争は特別な遠い世界の話ではない」ということです。世界では今も戦争が続き、同じように子どもたちの命が奪われています。だからこそ、「知ること」 「考えること」 「誰かに伝えること」 その一つひとつが、平和につながる行動ではないでしょうか。
【最後に】
今回の「おとなの社会科見学」は、戦争の記憶を現地で学ぶことで、平和の尊さを改めて実感する非常に意義深いとりくみとなりました。特に、語り部による、実体験された方のへの聞き取りに基づいた説明は、資料だけでは得られない重みがあり、参加者一人ひとりの心に深く刻まれるものとなりました。
戦後80年を迎え、体験を語り継ぐことができる方々は年々少なくなっています。その記憶に直接触れることができる機会は、決して当たり前のものではありません。こうした学びの場の重要性は、これからさらに高まっていくものと考えられます。
今回の見学で得た気づきや思いを、それぞれの職場や家庭で語り合い、共有していくこと。それこそが、過去の出来事を「自分たちの問題」として捉え、平和を次の世代へつないでいく確かな一歩になります。
「知った今、自分はどう考え、どう行動するのか」・・・・。
この問いを、私たち一人ひとりが持ち続けていくことが求められています。
参加者の感想
- 来館3回目で、大刀洗の飛行場がハブ空港で日本一番の訓練校だったと知った。 私の中では知覧の方が有名だから、そちらの方がメインだと思っていた。神風が飛び立ったからか? 今回ガイドさんはやはり必要と思った。表面しか読み取れなかったいままでの見学はなんだったのだろう。 フィールドワークのガイドさんも、戦争はいけない。平和は大事だ。という前に命の重みを教えることに始まっていて、すべてのガイド場所で鎮魂歌を聴いているような気持ちで説明を受けた。 現在の世界の状況を考えると平和への認識を私達は再度確認する必要があると思った。 良い平和研修だった。 ありがとうございました。
- ガイド付きでの飛行場関連施設を巡るのは初めてで、とてもわかりやすかった。
- 正直フィールドワークの時間と雨で大変だなと思ってました。でも一つひとつ施設跡をたどってゆくにつれその時その場所での丁寧な話を聞かせていただくにつれ、深く心に刻むことができました。 語り手の方は、下校中の子ども達へ爆撃した米兵隊に恨みを言うのではなく、ただ戦争の愚かさを伝えておられる事。 戦争のない世界を「祈る」のでは無く平和の為に何をやるかが大切と仰ったことが印象的でした。
- 説明いただいた先生の平和への想いと溢れるエネルギー、子ども達への愛情に感服。 世界のあちらこちらで今起きている戦争の映像をニュースで見る時の、私達のなんだか他人感… 歴史から学び反省することは大事だが、未来志向で今の私達に出来ることを大人はやらなければならない!と実感。 まず、みんなが政治に関心を持ち、選挙に行く世の中にすること。日本人の奥ゆかしさや性善説は、世界的に通用しないので自分で考え発信する力を子ども達につけられる教育にすべきではないか?と思いました。単なる記憶力を図る受験勉強などAI時代には不要ですから。
- 大人になって戦争について改めて考えるすごく良い機会でした。主人の実家が筑前町で近くに来るのにこんなにもたくさんの跡地が残っているとは知らなかったです。ガイドの方のお話はためになりましたが、せめて正解が知りたい点はいくつかありました。ただ、これを機に自分でもまた調べてみようと思いました。
- 大刀洗平和記念館で、たくさんの爆弾が落とされたのに「不発弾の被害は今のところない」とのことでした。でも大刀洗公園で50キロの爆弾が出てきたそうです。戦争って無常ですね。子どもとか関係ないのですから戦争はやってはいけません。掩体壕、以前来た時よりもきれいになっていました。ずっと残してほしいです。やっぱり戦争の悲惨さを知りました。この福岡県内でこんなに悲惨な出来事があったなんて知ることは大切ですね。石川先生今回はありがとうございました。これからももう少し頑張ってほしいです。とても貴重なお話をありがとうございました。
- 初めて「社会科見学」に参加させていただきました。日頃は家にいることが多く、人と話すことも少ないですが、今回参加させていただき多くの人と話すことができて大変楽しい一日を過ごさせていただきました。ありがとうございました。まら、スタッフの方も親切でお世話になりました。これからもこういう機会がありましたら参加させていただきたいと思います。ありがとうございました。
- 丁寧な説明で大刀洗に飛行場があったことで、大きな犠牲を住民がおっていたのだとそれが子どもたちだったこと、胸が痛みました。未来ある子どもたちの為にも平和運動は続けなくてはと心にしみました。
- 大刀洗も町がひどい戦争被害にあっていたことを知りました。説明をしてくださった先生の熱意もあり本当にたくさんのことを知れ平和の大切さを知り深く平和の大切さが実感できありがたく思っています。今、憲法が危うい状況が日本では高市政府になってひどく表れてきていると思い恐ろしく思ていました。私たちも平和の為9条を守る署名行動をはじめ、近くの人達に伝えることや行動を呼びかけて何かを起こして行きたいと心から思いました。エフコープの本日の企画、本当にありがとうございました。
- とてもいい勉強になりました。特攻で散ったあどけない青年たち。ジュラルミンで作られた粗末な飛行機。大刀洗が狙われた悲しい現実、涙がこぼれそうだった。孫たちにもまわりにも戦争の恐ろしさを話し続けていかないとと強く思いました。世界中のあちこちの争いがなくなって欲しいです。
- 元小学校教師の方の詳細に説明くださりまして、改めて絶対に戦争はしてはいけない。命の大切さを考えさせられました。充実した一日でした。ありがとうございました。
- 大刀洗の地が軍事用地として使われたことや若いこれからという未来ある青年たちの命が奪われていく悲惨な戦争はあってはならない。小さな火種が大きくなっていく怖さ感じます。
- 今日はありがとうございました。知らないことがいっぱいあり勉強になりました。テレビを見ても、イランとイスラエル、ロシアとウクライナ、本当に悲しくなります。日本は平和で住みやすい国です。それに甘えるのではなく、これからも平和に暮らせるにはどうしたらいいか考えていきたいです。雨の中ではありましたが良かったです。
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