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2025年05月28日

親子で川のおそうじ活動とカヌー体験【南部ブロック活動委員会】

開催日/2025年5月18日

  • 目標6:安全な水とトイレを世界中に
  • 目標11:住み続けられるまちづくりを
  • 目標13:気候変動に具体的な対策を
  • 目標14:海の豊かさを守ろう

 5月18日に筑後川防災施設「くるめウス」と南部ブロック活動委員会の共催で、「親子で川のおそうじ活動とカヌー体験」を開催しました。

 講師は、NPO法人筑後川流域連携倶楽部「川嶋 睦巳」さんです。参加者はスタッフを含め大人18名、子ども16名の計34名でした。

 当日は曇り空で川のおそうじ活動は予定通り開催しました。しかし、2日前から続いていた雨の影響で筑後川が例年以上に増水しており、参加者の安全を優先させカヌー体験は中止となり、館内での活動に変更としました。

 川のおそうじは、河川敷を歩きながらごみを拾っていきました。2日前の雨の影響もありビニール袋、缶やペットボトルだけではなく大人用の靴など大小さまざまなごみがあり、参加者は次々とごみを見つけ、終わる頃にはごみの山ができていました。最後に講師の川嶋さんから「ポリ袋やペットボトルなどは日光にさらされると乾燥し、それが粉々になったものがマイクロプラスチックになり、餌と勘違いした魚が食べてしまうことが問題であること」の説明がありました。また、久留米では農業が盛んであるため、田畑に置いてある農作業の道具が大雨などの増水の影響で意図しなくてもここまで流れ着いてしまうことがあることについて説明がありました。

 別日に、くるめウスさんが久留米市内にある池町川の掃除をした際は、スマートフォンや充電器、ポイントカードなどが採取されたことが報告され、街中にある川のごみと今回拾われたごみの違いについても参加者と一緒に考えました。

 川の水質検査は、グループに分かれCOD(化学的酸素要求量)・NO₂(二酸化窒素)・NO₃(硝酸)・PO₄(リン酸塩)・NH₄(アンモニウム)を測定し、「くるめウス」の前を流れる筑後川の状態を確認しました。今回の測定では「雨の影響で多少のよごれはあるが、生態系に影響があるほどのよごれではない状態」であることがわかりました。

 その後、館内で川嶋さんの説明を受けながら、筑後川の生物を観察しました。週末に時々実施される射的も体験し、親子で川の環境を考える貴重な体験となりました。

〈参加者の声(抜粋)〉

【こども】

  • これからもポイすてをしない。

  • ごみをすてないほうがいいとわかった。

  • かわのみずは、おもったよりきたなかった。

  • 川にあるごみは、土の中などにうまっているということについて、とてもおどろいた。

  • マイクロプラスチックがよそういじょうにあってびっくりした。

【大人】

  • 川が流れている環境によってゴミの種類が異なることがわかりました。

  • カヌーは雨であいにくでしたが、水質検査など別の企画も用意していただけて、家族で楽しめました!

  • 川のごみについて思っていたよりも小さなゴミがたくさんあることを実際に自分でひろって知ることができた。ごみの種類も多様なことがよくわかった。

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