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2025年04月15日

「元高校生平和大使と学ぶ核の学習会」を開催しました

開催日/2025年3月3日

  • 目標16:平和と公正をすべての人に

3月3日「元高校生平和大使と学ぶ核の学習会」を博多バスターミナルで開催し、中学生を含む計38名が参加しました。講師には、現在大学院生で安全保障論を専攻しながら国際NGO“Reverse the trend Japan”代表として活躍する藤田裕佳さんをお招きしました。高校では元高校生平和大使として、大学では核軍縮論を専攻しながらナガサキ・ユース代表団で活動するなど、若者世代として平和活動に長年取り組まれています。

学習会では、①核兵器をめぐる国際情勢、②核兵器のこれから、③若者の活動、④核兵器廃絶のために私たちに何ができるか、の4つをテーマにご講義いただきました。

現在(2024年6月時点)、世界には配備済みのものや配備に備えて貯蔵されている「現役核弾頭」が約9,500発(過去6年で約300発増)存在しており核の軍拡が進んでいること、核兵器不拡散条約(NPT)と核兵器禁止条約(TPNW)の内容や問題点、核抑止論とは何か、20代の若者世代が取り組む平和活動についてなど、わかりやすい表現で解説いただきました。

3月3日はちょうどニューヨークの国連本部で「第3回核兵器禁止条約締約国会議」が始まった日でしたが、日本政府がオブザーバー参加を見送ったという問題にも触れられました。世界的に核の脅威が高まる中、「無関心でいても無関係ではいられない」ということ、知ろうとすることや周りの人と話すことの重要性についてもお話しいただきました。

参加者の声(抜粋)

・4月から高校生になりますが高校生平和大使になりたいと思いました。
・知らなければ無関心でいられるが、決して無関係ではいられない、という言葉が胸に刺さりました。
・講師の力強いお話に、未来への希望がもてました。これからを担う若者にいかに伝え、広げていくかは、私達の責任でもあると思っています。
・「核兵器は怖い」でとどまらず、どうしたらなくせるかまでをしっかり考え行動に移す。という意識を強く持ち続けなければと思いました。
・私たちにできることとして、核兵器への投資をしていない企業を利用する、ということです。平和活動に関心のある人、そうでない人々もにもこのことが認知され大きく広がって、日本国内での核兵器NO!というムーブメントを積極的に起こせるようになるとよいと思いました。
・世界に存在する核爆弾の数、NPT、TPNTなど、知らないことが多くて、とても勉強になりました。以前より核弾頭の数は減っているようですが、世界中にまだたくさんの核兵器があることに驚きです。抑止のために持っているようですが、持っていることで世の中から取り残されていく世界になっていけばと思います。
・若い世代の頑張りを知り、刺激をもらいました。どのようにして次世代へつないでいくかについて、若い方々の情報発信の仕方など、アイデアもすばらしいと思いました。

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