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Q1の答え = (3)食事バランスガイド

【解説】

「食事バランスガイド」は、望ましい食生活についてのメッセージを示した「食生活指針」を具体的な行動に結びつけるものとして、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかの目安を分かりやすくイラストで示したものです。
コマのイラストにより一日分の食事を表現し、これらの食事のバランスが悪いと倒れてしまうことを表現しています。

グラフ:食事バランスガイド

Q2の答え = (1)脂質は生活習慣病を招く危険性が高いため、成人においてはできるだけとらないようにすることが大切です。

【解説】

脂質は悪者と思われがちですが、大切な栄養素の一つですので、「とらない」ではなく「とりすぎない」ことが大切です。極端に偏った食事をしていると、必須脂肪酸(体内で合成できないけれど体に不可欠な脂肪酸)が不足することもあります。

Q3の答え = (2)350~400グラム

【解説】

外食の機会の増加、朝食欠食率の上昇など野菜不足を招きやすい食生活スタイルが蔓延しています。野菜の平均摂取量は一日あたり約290グラムで「がん」「循環器病」などの予防にはまだまだ不足しているのが現状です。「健康日本21」では野菜の摂取量の増加を目標に掲げ、緑黄色野菜とその他の野菜を1:2くらいの比率で取ることがすすめられています。一日350~400グラムの野菜摂取が必要とされています。

Q4の答え = (3)8億人

【解説】

世界には栄養不足で悩んでいる人が約8億人もいます。また私たちの食べ残しや捨てた食品がゴミを増やし、環境を悪くしていることからも、食生活面での無駄を減らすことがたいせつです。そのためには、食品を買うときや調理する時、食べきれる量にするように心がけなくてはなりません。食材の保存を上手に行い、腐らせて捨てることのないようにしましょう。

Q5の答え = (2)日本で廃棄された量

【解説】

日本では2007年に1900万トンの食料が廃棄されています。そのうち1050万トンは家庭からの廃棄です。国民一人当たり85kgの食料が捨てられた計算になります。
一方、2006年にWFP(国連世界食糧計画)が世界78カ国8800万人に食料を支援していますが、その量は約400万トン・・。
私たちに何ができるか考えてみましょう。

※日本国内で廃棄されている量は、4600万人の人たちに1年間食料支援できる量です。
※WFP=国連唯一の食糧支援機関。飢餓と貧困の撲滅を使命としています。1961年設立。WFPの活動資金は、各国政府からの任意拠出金と民間企業や団体、個人からの募金でまかなわれています。

Q6の答え = (2)(3)(4)

【解説】

卵の殻の色の違いは鶏の種類の違いであって、栄養成分とは関係ありません。
賞味期限が切れた卵は加熱して食べれば問題はありません。
雑菌が繁殖する恐れがあるので、卵は料理する直前に割りましょう。

Q7の答え = (2)農業水路

【解説】

鉄道の長さは約2万7千キロメートルですが、農業に使われている主な水路は約4万5千キロメートルです。
これらの水路やたんぼは雨が降っても洪水を防ぐ働きがあります。生物にとっても過ごしやすい環境となっていますので、水路やたんぼはキチンと守っていくことが大切です。

Q8の答え = (2)約8倍

【解説】

私たち日本人が一日に利用している生活水は約300リットルです。
日本は大量の水を輸入しています。ミネラルウォーターも輸入していますが、もっと多いのは食料の輸入によるものです。食料を作るのには水が必要で、食料を輸入するということは、水を輸入していることになります。
輸入する食料の中心は、とうもろこし、小麦、大豆などの穀物。これらの農作物を作るにも水は必要です。つまり、日本は農産物を通して外国の水を輸入し、使っているといえます。こうした私たちが実際に使う水の中でも、目に見えない水、外国で食料を生産するために使われる水のことをバーチャルウォーター(仮想水)といいます。
一日の食事で消費する水はバーチャルウォーターを含めると約2500リットルといわれ生活で実際に使う水の約8倍にもなるのです。

Q9の答え = (2)フードマイレージ

【解説】

フードマイルという言葉は、イギリスのティム・ラング氏が1994年に提唱した運動に由来します。具体的には、食料の生産地から消費地までの距離に着目し、なるべく近くでとれた食料を食べることで、輸送に伴うエネルギーを出来るだけ減らし環境への負荷を軽減しようという運動です。
これを日本では、農林水産政策研究所が「相手国別の食料輸入量」に「輸送距離」を乗じた数値を「フードマイレージ」として提案しています。

※フードマイレージ=輸入相手国別の食料輸入量×輸送距離

Q10の答え = (2)走り(はしり)

「走り」は、旬の食材が出回り始める頃で、初物とも言われます。この時期は値段も高く、味よりも珍しさや季節の到来を楽しむ時期です。

「盛り」は、収穫量が多くなり価格も安く味も美味しくなる時期です。

「名残」は、盛りを過ぎ旬が終わる時期のことです。
旬の時期は出回る量も多いので価格も安くなり、また味も良く食材に含まれる栄養価も高くなります。ただ、近年では栽培技術や流通の発達により、ほとんどの食材が年中手に入るようになり、旬の時期がわかりにくくなってきています。

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