トップ > 牛乳・ヨーグルト編(答え)

Q1の答え = (1)飛鳥時代

【解説】

645年大化の改新のころ、百済から来た帰化人の子孫、善那が孝徳天皇に牛乳を献上したのが始まりと言われています。

Q2の答え = (1)ブリキ缶

【解説】

日本で牛乳が一般的に販売されるようになったのは、明治初期です。
大型のブリキ缶で運んだ牛乳をヒシャクですくって5勺(90ml)ずつ量り売りをしていました。明治21年頃「細口ガラス瓶」が、32年頃には「牛乳専用のガラス瓶」が登場しました。

Q3の答え = (2)6種類

【解説】

牛乳類は、乳脂肪分などで「牛乳」「成分調整牛乳」「低脂肪牛乳」「無脂肪牛乳」「加工乳」「乳飲料」の6種類に分類されています。

Q4の答え = (1)6月1日

【解説】

世界的には、FAO(国際連合食糧農業機関)が2001年より、6月1日をWorld Milk Day(世界牛乳の日)とすることを提唱しています。日本もこれに合わせて6月1日を「牛乳の日」としました。

Q5の答え = (2)×

【解説】

牛乳に含まれるタンパク質・カルシウムは、加熱殺菌によって一部変性はするものの、栄養価は全く変わりません。生卵とゆで卵で栄養価が変わらないのと同じです。

Q6の答え = (2)×

【解説】

乳糖は、小腸でラクターゼと呼ばれる酵素の働きでガラクトースとぶどう糖に分解されます。牛乳を乳酸菌で発酵させて作るヨーグルトは、自らが作るラクターゼで乳糖の一部がすでに分解されています。日本人の大人にはラクターゼの働きが不十分な人が多いと言われています。そういう方もヨーグルトを食べることで腹部の不調の心配なく牛乳と同等の栄養価が摂取できます。

Q7の答え = (2)26年

Q8の答え = (2)×

【解説】

Cコープ牛乳(産地指定)は大分県日田・くじゅう地域、C低温殺菌牛乳は熊本県阿蘇山麓を産地指定しています。Cコープ牛乳(青箱)は熊本県産の生乳が中心ですが、産地は指定していません。

Q9の答え = (3)10℃

Q10の答え = (4)4つ

【解説】

牛、羊、山羊などは、一般に反芻動物(はんすうどうぶつ)と呼ばれています。反芻(はんすう)とは、一度飲み込んだ食べ物を再び□の中に戻して、再咀嚼(さいそしゃく)することです。反芻動物の最大の特徹は、四つの胃(第一胃、第二胃、第三胃、第四胃)を持つことです。
人間や豚の胃に相当するのは第四胃ですが、その前に三つの胃があります
第一胃はルーメンと呼ばれ、細菌をはじめとする様々な微生物が多く生息しています。微生物は繊維質を分解する酵素を持っています。ルーメン内では、牛自身が消化できない繊維質が、彼らの働きによって分解されます。ルーメンという大きな発酵タンクを持つことによって、人間がうまく利用できない繊維質や質の低いタンパク質を含む草を食べて、肉や乳など良質のタンパク質に変換する反芻動物は、人間にとってかなり有益な動物である と言えます。

Q11の答え = (2)ホルスタイン

Q12の答え = (1)4℃~14℃

【解説】

牛は人間に比べて汗腺が少なく熱を発散しにくい動物です。また、Q7の説明にあったように体の中に第一胃という発酵タンクを持っていて発熱量が多いため、寒さには強いですが暑さには弱いのです。

Q13の答え = (3)3時間位

【解説】

乳牛は草食動物です。乾牧草(粗飼料)やとうもろこし・大麦等(濃厚飼料)を一日20~25kg、水を70~100L飲み、一日10時間位は横になり、4つの胃で反芻を行い消化しています。横になっている時間は長いですが、元々草食動物であり、外敵から身を守るため睡眠時間としては、3時間位しか眠っていないそうです。

Q14の答え = (1)ホエー(乳清)

【解説】

ヨーグルトは柔らかい組織の間に水分を含んでいますので、斜めにして保管したり、外から力を加えたりすると数時間のうちにホエー(乳清)がしみだしてきます。この中には、水溶性のたんぱく質やミネラル、ビタミンの一部が含まれています。
(ヨーグルトは、発酵の過程で牛乳中の水分をタンパク質の間に抱き込み固まったものです。)
栄養豊かなホエー(乳清)は、捨てずにヨーグルトといっしょに食べたり、スープなどに加えたりして活用しましょう。

Q15の答え = (2)×

【解説】

細かく砕いたヨーグルトに砂糖や香料を加え、空気を含ませて凍結させたアイスクリーム状のヨーグルトのことをフローズンヨーグルトといいます。フローズンヨーグルトは、1970年代、アメリカで健康食品として開発されました。アイスクリームに比べ低脂肪なのがうけ、また乳酸菌も含まれているので健康志向の時代に合った栄養食品として拡がりました。一見、アイスクリームと似ていますが、アイスクリームは乳脂肪分8.0%以上含むものと規定されているのに対して、フローズンヨーグルトには乳脂肪分の規定はありません。アイスクリームの濃厚なおいしさに比べると、低脂肪のものが多く、さっぱり感があります。乳酸発酵によりさわやかな風味もあり、乳酸菌の生理的効果も期待できます。

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