参考資料 つたえてくださいあしたへ・・・
13/18

「己の如く人を愛せよ」の意から如に己堂と名し、さらに特攻専用兵器も急造された。大戦末期の特攻作戦に使用された体当たり攻撃用兵器。戦闘機などの通常兵器に爆弾を搭載する方法だけでなく、体当たり攻撃専用の兵器が開発された。急造された「剣つ」(昭和二〇年三月生産開始、胴体は鋼管・ブリキ、翼とプロペラは木製、水平尾翼は紙製、車輪は離陸後投棄)や有人ミサイル「桜おか花」。水上・水中では、魚雷を一人乗りに改造した人間魚雷「回かん天」、ベニヤ板製モーターボートに二五〇キロ爆薬を装備した「震しう洋」(陸軍の秘匿名「マルレ」)が特攻専用兵器として製造された。一九四〇年の内務省訓令に基づいて町内会などの下に設けられた末端の地域組織。戦時体制の国民生活の基盤の一つで、配給物資の受給、物資の供出、空襲による避難などを一体となって行った。その一方で思想統制のための「相互監視」の意味合いもあった。一九〇八年—一九五一年爆心地から七〇〇メートルの長崎医大で被爆。右側頭動脈切断という重傷を負いながら、布を巻くのみで被爆者の救護に当たった。亡くなるまでの三年あまりを過ごした庵は付けられた。著書に「長崎の鐘」「亡びぬもるぎんよ医学博士いてょこどうう 特攻兵器【とっこうへいき】隣組【となりぐみ】永井隆【ながいたかし】13海軍の特攻兵器

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る