第30集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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も何など度も聞きいて、まるで自じん分の記きく憶でもあるかのように覚おえてしまったものです。でも兵へい隊さんを引いつ率してきた将しう校さんには宿しゃ舎がありません。そこで練れ兵場付ふん近の住じん民が部へや屋を貸かしていました。たくさんの将しう校さんが泊とまり、出しい征していきました。うちが部へや屋を貸かしていた将しう校さんの中なには、陸りん軍少しい尉の西にわ川さんがいました。てまわっていました。そのころ、私わは兵へい隊さんになるというのが夢ゆだったらしいです。ガキ大だう将だった私わは、いつもだと朝あは近きょ所の子こどもと家いの外そで兵へい隊ごっこをして遊あんでいました。しかし原げく爆が落おちた日ひ、西にわ川さんが来きていたので、私わは家いの中なにいて助たかりました。いつもより一時じん間早はく家いを出でて、勤き務先の日にき赤病び院へ向むかいました。ていたおかげで早はく家いを出でていて助たかりました。くし私わしの家いは爆ばん心地ちから一・七キロの二ふば葉の里さです。わが家やと広ひま島駅えの間あに練れ兵場がありました。いた兵へい隊さんが戦せち地へ行いく前まに二週し間ほど訓くん練を受うけ、兵へゃ舎で寝ねと泊まりする場ばょ所です。んそいたょうこしか父ちは西にわ川さんとなぜか気きが合あって、仲なよ良くなりました。私わも西にわ川さんが好すきで、家いの中なをついたしいたんば原げく爆が落おちる前まの日ひ、西にわ川さんは広ひま島へ来きて、うちに泊とまっていたんです。たしいしょんば医いし師である父ちは「西にわ川さんが来きているから、今きう日は早はく出しん勤して、今こや夜は早はく帰かろう」と言いって、んばゅんか原げく爆の落おちた瞬しん間、いつもなら爆ばん心地ち近ちくを自じ転車で通とっている時じん間でしたが、西にわ川さんが来きゅうかんょうこょうこくぐょうしかしかろししかしかんむさきくしんれいしゅくしゅっせたしんじたしゅっきょういんっせてんしゃんぺいじょうろしいだんぺいじょうしかいたゅうみしか朗 読 者 め③えさえとそえかすやかえょちややんえやえすかおかかちえかえんしかきおぶんぼとたたえき73

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