第30集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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『夏なも雲が この証しん言は一九九六年ね、野のだ田和かし良さんが六六歳さの時とにお話はしされたものです。らないと思おいます。「平へわ和が好すきです」つたえてください きのこ雲ぐ』 懐なかしさと、淋さしさとでいっぱいでした。あしたへ……しょくりょう当とじ時としては食糧が豊ほふ富にあり、食たべ盛ざりだったので助たかりました。その後ごも肺はを患わい、永ないいかゅうい入にん院生せつ活を送おりましたが、妻つがいてくれたおかげで今こち日を迎むえています。んば原げく爆が落おとされてから四十年ねぶりに、長なき崎の地ちを訪おれました。らか浦うみ上の丘おを見みた時と、さまざまな思おいがこみ上あげてきました。つぐ消きえて悲かしい ょうげ⑯いだもいもんかいせとおすもっんいんないきかきもんなつもびまくかううかすいが ずよ野のだ田和かし良さんは二〇一五年ねに、八五歳さで亡なくなられました。平へわ和な世よの中なになることを信しじ、犠ぎい牲になった多おくの人ひの思おいを、私わたちは決けして忘われてはなんそ戦せう争を起おこすのも平へわ和を守まるのも私わたち人にん間です。らそんそ戦せう争や争あいがなく穏おやかな状じい態…ずよたしょうたんにがさとずんげたしずら朗 読 者 ナレーション62

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