第30集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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良よき伴はょ侶にめぐりあえて…かま若わつ松尚なこ子その日ひは、おばあさんが「早はいうちにご飯は食たべとこう」と十一時じなんぼかでしたか。家いの前まがちょっと広ひかったんですね。そこで兄あたちがキャッチボールしていたのを妹とと二ふり人でに二ふり人で立たってたんです。その時とですね、一いん瞬ピカーッとタッって、もう爆ばう風でね。襖ふ、障しじ子、玄げん関のガラス戸ど、全ぜぶ部がめちゃくちゃに割われてしまってた。すぐそばで、川か土どて手の下しの方ほにもちょっとした庭にがあったのですが、そこはどうもなってなかったんですね。風かあ当たりがああ、そこにおればよかったねというぐらい。新し中川町は爆ば私わたち家かく族は、元もは長なき崎県けう庁の下しの方ほの築つち町、下しち町といううぜ興こん善国こん民学がう校に行いくはずでしたが入に学式に行いっただけでし三みし菱造ぞ船所に勤つめていた父ちが、借しん金をして建たてた木もう造三階が建だての家いを、建たの物疎そい開ですぐに壊こされて立たち退のきになってね。はか母はた方の里さで、桜さの咲さくころは綺きい麗な町までした。家いは桜さを見みに来くる人ひへの茶ちせ店を出だしていました。玄げ関口が広ひいガラス戸どの平ひや屋でね。その年との夏なす休みに被ひく爆したんですよ。言いって、おばあさんと私わと妹とと兄あでしたかね。食たべ終おわってところに住すんでいましたが、この辺へは県けう庁があるから危あないということで、すぐ引ひっ越こしさせられたんですね。学がう校は新した。その時とはまだ一年ねい生ぐらいだからあまりわからないけど、父ちは悲かしかったろうと思おいます。引ひっ越こし先さは新し中川町にあるたしがさくみっこつびうせんじょてもんせくらゃみつやたしんちょきまんちょゅうがくしきゃっきんかんぐちいもういもうっしゅかしまがわんなかがわまちたまっこ見みてたんです。家いの前まに共きう同水すう道みたいなのがあって、そこ閃せう光がして、そしてしばらくシーンとした後あにガタガタガくぞ飛とばされて。家いの隣とに本ほや屋があったけど、そちらもガラス戸どんなかがわまちくら違ちったんです。醤しゆ油瓶びがね、ポッと倒たれていたくらいです。にんやんくしらばんがおとろぜとえちれもなききちかえわとちいたうわわすたにんえんとんぶんたきええにたとぞたうええろんりほ     心し地ちから三・四キロですものね。幸さいに私わたちは、ガラスがんこくふなりたし兄あが私わたち二ふり人を助たけに来きてくれました。うちは中な島川のょうょうどいどすまょうんかいわたし37

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