第30集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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今いも元げき気で、本ほう当に生せ命力があるなと思おいます。働はらいていた部ぶょ署まではっきりと記きく憶されていて、何など度も口くに被ひく爆当とつ日、防ぼ空壕から出でた後あに目めにした光こい景をあまり口くに娘むさんが子こどものころ、お母かさんがお客きさんと被ひく爆当とじ時の話はしをしていたのを美び容室で聞きいたと代だん弁してくださり、それんといめいりょくなしつびいさくしょいりょうじうくうごうすめんぶがさいけお話はをお聞ききしてされていました。されなかったのは、ご自じん身の中なに封ふじ込こめてしまわれたのか…。を聞きき書がき本ほん文に書かかせてもらっています。なくてはならないと思おったとも言いわれていました。何など度も繰くり返かされて口くにされていらした言こば葉は「今いは平へわ和でいいね」という言こば葉でした。 (小森)お約やく束場ばょ所に、娘むさんとお見みえになられた出でま島さん、九五でお話はししてくださいました。その中なで何など度も仰ってあったのが「三みし菱兵へき器製せ作所材ざう料…でお仕しと事をされてあったことに誇ほりをもっておられることがうかがえ、実じい際そうだと思おいます。優ゆう秀な方かだったのでしょう。また、「平へわ和な世よの中なになりましたね~」からは、当とじ時げて隠かれて…という暮くらしぶりがうかがえました。その光こい景が目めに浮うかびます。終しん戦になり、私わたちからの「親おと元に帰かられたのでしょう」の質しん問には、「なんがでしょう、そげんことできんですよ」のお答こえ。自じん分自じん身で生いきていくというその時じい代の厳きしさを感かじました。そして美びう容師しとしてのごたそうです。コロナ感かん染で食しく欲が落おち、店みを閉しめられたそうですが、今いはすっかり元げき気になられ「やめんどけばよかったね…」と娘むさんと話はしてあるのが、みなさんが温あかく見みも守っ「三みし菱兵へき器製せ作所材ざう料研け究科化かく学分ぶき析室し」と八〇年ねも前まに十代だに長なき崎で体たん験したことは伝つえなくてはならない、記しさんきゅうかんせうけゃくいべ歳さという年ねい齢を感かじさせない矍かく鑠とした方かで、元げき気な博はた多弁べ研けう究科か化かく学分ぶ析室におりました」でした。三みし菱兵へき器製せ作所工こう場に近ちい所とでのお住すまいもあり、空くう襲の度たに、とにかく逃に活かく躍。お客きま様に恵めまれ最さん近まで近ちくの大だ学生も来きてくれていいさくしょいりょいさくしょつびうけやもたたすめくそんれおっしゃんきゅんせきしつっさころうじょゅうせつやゃくさんせすめくしゃつびうしゅうしゅたしつもいきいがくせいょくよとんまなまちえとまいせもんぐかいるたんびだよたぶしつしよなうばうあえくしうかとばちしたちんおまんもいんつえがなかびいかうもたごこがいんかいんいたんかんしじ                     23

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