第30集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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真っ赤な空を見て泣く子どもたち爆心地から19.5km 大林説教所 安佐郡大林村 (現在の安佐北区大林)1945(昭和20)年8月6日米尾 淑子氏(原爆投下当時10歳、絵を描いた時39歳)作者の解説「あっ!!だれのお母さんだろう。」真っ赤な広島の空を眺めてその空の下の父母を思い、集団疎開の子どもたちはただ声を上げ泣いてうずくまった…。やがて寺の階段をボロ布のような一人の母親がたどりつき、広島の様子を知らせ、出会った親の名前が次々と分かりだした…。そして帰らぬ親の名前も…。               (米尾 淑子 作 広島平和記念資料館 蔵)原爆の熱線に焼かれ、 複数の部品が溶けてくっついた金属板。家の隣りの工場から吹き飛ばされてきたと思われる。15

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