第29集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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うゃゃはちんだだかつ声だちいだ⑮声⑭まょちつはだんみまみつすなえらだんがなだそちじやごつどだはちぶるるぶはだはぶんはちかさたとれい父ちと母はに心しい配かけまいと、全ぜぶ部、自じん分の気きも持ちの中なに収おめ、痛いいとか泣なき言ごを誰だにも一回かも言い貰もいました。父ちから教おわった禎さこ子は、それから一い生懸命折おり始はめました。薬くりの包つみ紙がや余あり紙がで千せば羽折おったと、同おじ病びつ室のお姉ねちゃんから聞ききました。父ちは禎さこ子の手てをとり、呼よびかけました。わない。経け済的な苦くしみを知しっているから、自じん分の治ちう療をしてとも言いわない。ただ一度どだけ、禎さこ子が母はに抱だきついて泣ないたそうです。母はも抱だきしめて、一いょ緒に泣なくしかなかったのです。八月がに名な古屋の高こ校生たちからお見みま舞いに、日にき赤病び院に千せ羽鶴が届とけられ、その一部ぶを禎さこ子が「禎さこ子、千せ羽鶴というのは千せば羽折おったら願ねいが叶かうんよ」 十二月が二十五日に、今きう日が命いの山やば場と連れく絡があり病びつ室にかけつけると、母はは禎さこ子を抱だきながら泣ないていました。「なんか食たべたいもんないか」「お父とちゃん、お茶ちづ漬けが食たべたい」し替かえて持もっていきました。母はがお茶ちづ漬けにして、父ちが食たべさせ、二ふち口目めを食たべました。んぱいざいてき自じん分がわがまま言いうと、父ちと母はがどんなに苦くしむかわかっているから。うこうせいんばづるたし禎さこ子は私わを見みつけて「兄にちゃん、来きてくれたんね」と言いうてくれました。禎さこ子はそう言いったんです。私わは大おそ急ぎでご飯はを買かいに行いき、禎さこ子のいつも使つっている茶ちん碗に移うっしょうけんめいのちんらたしおいりょんばづるっせょういんょうしょうしっしたくゃわ朗 父 朗 父 読 者 の 読 者 の 禎子の声39

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