朗読シナリオ 妹いもうと、禎さこ子から教おわった思おいやりの心こころ忘われられない恐おろしい記きく憶があります。このんそっぽくへいき日にん本は、戦せう争で核か兵器として、原げし子爆ばん弾を使つわれた世せい界でただ一ひつの国くです。忘われてはいけないその記きく憶を私わたちが引ひき継つぐことをやめた時と、んる人じい類は破はつ滅へと突つき進すむのではないでしょうか。ろし一九四五年ね八月が六むか日広ひま島で・・・一九四五年ね八月が九こか日長なき崎で・・・たった二発はの原げし子爆ばん弾が何な万人もの運うい命を狂くわせました。かろうじて生いき残のった人ひと々も、目めに見みえない放ほ射能の恐きふ怖と向むき合あってきたのです。 一九四五年ね八月が六むか日 広ひま島・・・佐さ々木雅まろ弘さんの証しん言です。 私わしは当とじ時、広ひま島市し楠く木町に住すんでいました。ろしがさくだんまんにんんめとびくだたしろしすのきちょううしゃのうょうょうげさひ ■広島被爆証言「被爆して禎子から教わった思いやりの心」 佐さ々木雅まろ弘 さきさひ②①うたいつんさきすめおすきんかかとにんつるこつんつんいそすおだそも(証言集28集より)朗 朗 ナレーション読 者 読 者 33
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