第29集 つたえてください あしたへ・・・・・・
20/50

に中ち学がい生です。先せい生方がは、予※科練帰がりや大だく学の学がと徒動どん員から、いろいろな方かた々が中ち学校に就しん任されてお見みえになりました。きた新しい米先せい生でした。「先せい生は戦せう争行いかんかったん?」「戦せう争は行いくごんなかった、身しい体検けさ査ん時と、醬しゆ油を飲のんでダッシュすっとよ、てそかいどん(辛つい)熱ねが出でて不ふ合格」。ホントかウソか、冗じん談のような話はしぶりでしたが、目めは意いい外に真しん剣でした。その新しい米先せい生の元もで野やう球部ぶが創そぶ部され、それから三に生うまれました。べられました。「善ぜとは何なか、善ぜとは人にん間が人にん間として為なさねばならぬこと。悪あとは何なか、悪あとは人にん間が人にん間としてこの世よで為なしてはならぬこと」。私わはこの善ぜと悪あを平へわ和と戦せう争に置おき換かえています。「平へわ和とは何なか、平へわ和とは人にん間が人にん間として世よの中なで為なさねばならないこと、では戦せう争とは何なか、これが私わの信しう条です。この信しう条で語かり部べを繋ついでいます。ゅうたし私わの一年ね二組く担たん任の先せい生は、早わ稲田大だく学から郷きり里に帰かってんか年ねん間、野やう球少しん年として、初はめて〝夢むう中〟の二文もじ字が日にう常生せつ活高こう校では倫りり理学がの授じう業の時とです。恩おし師が善ぜと悪あについて述のんそ戦せう争とは人にん間が人にん間としてこの世よで為なしてはならぬこと」。んせくせたがゅうがっこうんせんにんせんまんたょうだんせんまきゅょうねうこゅぎょんげんげたしんじょいがゅうにいがんせんそょうきゅちゅんげんげたしんじょけたなてれてかにいにいんくいまおおじるけいてれておにくくにんん きくんんんくじとうながらつごうかく おうろいンんらくお んここさないたいがいがんきたぎもなたい みんせだえくばきがたとかよたえくれん いきろおうい城じ市しで語かり合あいました先せい輩が、今こし年もお亡なくなりになりまょうんそんけちじょいか最さご後にんげんげんそんげんげ叫さび、その気きみ味悪わい様よう相に怖おけ気づいて、相あて手は退たん散します。んそ最さん近とても気きになります。今い、私わも大おきく両りて手を挙あげて大おきしかし私わも九〇歳さ、人じい生の仕しま舞い時どを考かえる頃こです。大おの野した。被ひく爆体た験者が少すなくなります。時との流なれは止とめようがありませんが、語かり部べは繋ついでおきたいのです。平へわ和が大たつ切なことをできる限かり伝つえたいと思おっています。あと少すし、もう少すし頑がば張って、あの悲ひん惨な原げく爆と戦せう争を話はし、為なさねばならない平へわ和を、人じい生の先せい輩として後こい輩に伝つえ、みなさんが日にん本の永えん遠の平へわ和を創そう造していただけるように願ねっています。後こ継者のみなさん、これからの日にん本をどうかよろしくお願ねいいたします。に絡かまれて喧けか嘩になった青せん年が、その悪あに向むかって両りて手を大おきく挙あげ「俺おは暴ぼく力を否ひい定する、否ひい定するんだ!」と大おきくく叫さびたい。「俺おは暴ぼく力を否ひい定する、否ひい定するんだ!」と。たしょういけんしゃっぽうけいしゃんさしざうじ石いか坂洋よ次郎原げく作『青あい山さく脈』の映えが画の一ワシーンで不ふう良少しん年うりょいきうりょんせんがんぱんせんぱいえうぞんみゃいねうそたしいせんばんそうはっぽょうねりょょういさょう18

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る