後あにも先さにも、原げく爆の経けん験をしたのは世せい界で日にん本だけです。今いこそ二ふつの国くがどの道みを使つってでも、世せい界の戦せう争に立たちは核か爆弾が爆ばつ発しそうな現げい在の状じい態に心こを痛いめています。アメリカの要よん人もいますが、訳わがわかりません。「ふざけるな」と言いいたい気きも持ちです。あの爆ばん弾の役やり割は〝殺さん人〟以いい外の何なものでもない、と私わは思おいます。そして、原げく爆を使つったのは後あにも先さにもアメリカだけです。だかり、献けん身すべきではないでしょうか。うじたしんばんばんしくはくばくだんくわくだいけんざょうたころ たちかにたまか きとかとかきもがにけ つじっぽんそ※大竹【おおたけ】広島県佐伯郡大竹町。山口県との境に位置し、岩国市・和木町とつながりが深い。海兵団や潜水学校など海軍の重要拠点であったため、一九四五年末に海外引揚港に指定され、旧海軍施設において引揚業務が行われた。主に南方地域から約四一万人が引き揚げて来ている。一九五四年、周辺町村と合併して市制施行され大竹市となった。※県立広島第二高等女学校【けんりつひろしまだいにこうとうじょがっこう】一九四一年四月、宇品に開校。それまでの広島県立広島高等女学校は、県立広島第一高等女学校と改称された。現在の広島県立広島皆実高等学校の前身の一つ。八月六日の原爆投下では、爆心地から三・三キロメートルの校舎は、半壊したが消失は免れた。生徒は直接動員先に集合したため、学校で被爆した者はなかったが、爆心地から一・一キロメートルの雑魚場町で建物疎開作業中の教職員三人と二年一組四一人中、実に四〇人が死亡した。また、東練兵場で農作業に従事していた生徒一人と広島地方専売局で従事中の生徒二人が死亡している。※台風や洪水の年【たいふうやこうずいのとし】「よく出てくる用語の説明」18ページ枕崎台風参照。※セイタカアワダチソウ北米原産の多年草．長い地下茎をもち、茎は一～二・五ｍになる。一九〇〇年頃、観賞用・蜜源植物として導入され、戦後、全国に分布が拡大。要注意外来生物に指定されているが、近年は減少傾向にある。10
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