第27集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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今きう日は早はく出でて、今こや夜は早はく帰かろう」と言いって、いつもより二ふば葉の里さから日にき赤病びん院まで、電でゃ車道みに沿そって自じ転車で通かって早はく家いを出でていて助たかりました。長なズボンに防ぼう空頭ずん巾を被かっていました。空くう襲警けう報が解かょ除にな口ぐに立たち、上あがり口ぐに座すって自じん分の長※か靴を磨みいている西にわ川さ引ひき戸どを開あけた。その時とにドーンと来きて、まず天てう井が落おちた一時じん間早はく家いを出でました。日にき赤病びん院で医いし師をしていた父ちは、いました。原げく爆の落おちた時じん間、いつもなら爆ばん心地ち近ちくを通とっている時じん間帯たでしたが、西にわ川さんが来きていたおかげで一時じん間八月が六むか日の朝あ、空くう襲警けう報があったので、私わは暑あいのに長なで袖り、半はで袖短たパンになったばっかしやった。私わは玄げん関の上あがりんを見みていました。その時とになんかピカッと光ひったもんだから、西にわ川さんがなんじゃろかと思おって、玄げん関のすりガラスのんです。そして西にわ川さんが生いき埋うめになった。私わは爆ばう風でクリっと半は回転して、玄げん関のガラス戸どを右み半身に頭あから被かったんです。大お怪我です。たら、天てう井から瓦かがポロポロと降ふってきたんです。母はは両り 手っせょういんばうしゅうくんそしかしかんかんかいてんょうこ母はは将しう校さんが泊とまる部へや屋を掃はき掃そじ除していました。そしわらんじょっせょういんししかいほたしうしゅたしちょうんかぎはんしんしゃくしがそいほいじんかしかんじょくふたしたまょうてで必ひし死に払はい除のけ、気きがついたら腰このあたりまで瓦かに埋うまっていました。そこでハッと気きづき「あっ、靖やお夫は?西にわ川さん、靖やお夫は?」と大おえ声を出だしたので、気きを失うっていた西にわ川さんが目めを覚さまして瓦がき礫から出でてきました。血ちだらけで倒たれている私わを西にわ川さんが抱かえて、母はに手てた渡ししたらしいです。母はが受うけ取とった時との感かく触が、人にん間じゃなくって、何なかグシャッとした感かじだったらしいです。意いき識もないから「あっ、これは靖やお夫を死しなせてしまった」と思おったそうです。西にわ川さんはら上じげ下の傷きは皮ひふ膚の内うわ側で繋つがっていて、袋ふ状になっているとのことでした。母はは怪けが我していないです。は腕うと足あでした。西にわ川さんが私わの腕うのガラスを抜ぬいたところ、と、突つき刺ささったままでした。私わは頭あからも血ちが出でていました。母はは私わの頭あ、腕う、足あを、破やった敷しふ布で縛しって血ち止どめをして、私わをおんぶし、治ちう療のために西にわ川さんと一いょ緒に、父ちが働はく日にき赤病びん院に向むかって歩あき始はめたらしいです。おごたししかんしょ膝ひの横よから脛すに二ふつの傷きがありました。戦せご後、病びん院で調しべたょうたし私わはあちこちにガラスが突つき刺ささっていて、一番ばひどいのしか血ちがバァーと吹ふき出でたので、足あのガラスは抜ぬかんほうがいいたまたしたしっせょういんげちがたしたしたまりょしかはるじ はうちおけがしではぶきばぶしきしでできかはも んわちちがぶなずんずたねこざんら7 さいつつぶきがえやすいかかかかおとたちてんよえやかちやんやょえすもんしきにかはわはれおすすらっしわらしかしかしなしかょういくろじょうっしたら

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