八月六日 午前八時十五分 八月九日 午前十一時二分 原子爆弾の投下は一瞬にして町を焼きつくし、瞬く間に二〇万人以上の命を奪い去りました。そして今、原爆による死没者は五〇万人を超えるといわれており、被爆者の苦しみは戦後七七年たった今もまだ、続いています。今年二月から始まったロシアのウクライナ侵攻により、人々が当たり前の日常生活を送っていただろう街並みは、一瞬のうちに非日常の光景となりました。そこには、破壊された建物、傷を負った人、放置されたままの亡骸。現在もその侵略が続けられています。ロシアによるウクライナ侵攻は核抑止論の危険性を浮き彫りにしました。核が、戦争の抑止にはならず【いつ核が使用されてもおかしくない】という恐怖を世界が味わうこととなりました。 核を脅威の道具にする一方で、核をこの世界からなくそうとしている動きもあります。広島長崎背景写真:宇品から見た似島(広島)2
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