第27集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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⑥ の ⑤うたけああすがはおしかぼちれけえたちっつすんうちえさしおらぎたょそわにらにうたしんぴいじょうぶいへたしかりたしうふんぱしくたし何ながなんだかわかりません。周まりは真まっ暗くで何なも見みえず、身みご動きも取とれませんでしいじょうぶ私わしはすがるような声こで叫さびました。父ちも必ひし死にもがいていたようです。んがんたくもの母はは、縁えわ側で洗せ濯物を干ほしていました。その顔かや手てや足あ、洋よく服も血ちで真まっ赤かに染そまっ私わしの方ほが、びっくりして叫さんでいました。「ごめんね。今きう日は遊あべないの」そう言いい終おわらないうちに、私わは吹ふき飛とばされました。た。大おきな石いのようなものに挟はまれ、私わの身かだ体はびくともせず、右みの足あび首が痛いくなってきました。そのうち、鉛えつ筆の芯しくらいの光ひが見みえました。それと同どじ時に、父ちの声こが聞きこえてきたのです。「律りこ子、大だ丈夫か、大だ丈夫かぁー」「おとうちゃん、助たけてー」どのくらい時じん間が経たったのか、その後ごどうなったのか覚おえていません。私わも父ちも誰だかに助たけてもらって、そこから出でることができました。て、流なれる血ちで目めもあけられません。それでも、私わを心しい配しながら立たっていました。「お母かさんが、お母かさんが大たん変!」(律子の声)朗 読 者 (父声)(律子の声)朗 読 者 (律子の声)28

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