第26集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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朗 読 者 朗 読 者 朗 読 者 ょくりょんかんばたしつぎょんばずあょうんしょゅうがくせいょくりょっこゅうくざんけゅうがくしき母はは自じん分たちの食しう料であるにもかかわらず、そう言いって食しう料を分わけてもら父ちの背せか中は火やど傷で皮ひふ膚が赤あく、大おきく盛もり上あがり、ケロイドになっていまんそたしょうがっこう私わが小し学校の時と、いつも元げき気だった友とだちが、急きに学がう校に来こなくなったのんせたし被ひく爆者しの私わも、次つは自じん分かと常つに不ふん安を感かじていました。いに毎まち日の暮くらしは豊ゆかではなく、父ちと母はが「米こが明あす日までの分ぶしかない」となしいつゅうりょ父ちが、毎まき月給きう料を前まが借りしながら暮くらしていました。いかょうがっこう「うちにもお腹なをすかせた子こどもたちがいるんです」いました。それから四、五日にして、玄げん関に父ちが立たっていたことを覚おえています。した。戦せう争が終おわってからも原げく爆の傷きと跡は残のっていました。です。先せい生からその子こは原げく爆症しで亡なくなったと聞きかされました。いう話はをよくしていたことを記きく憶しています。木もい材関かい係の仕しと事をしているそのような生せつ活を続つけていく中なで、とても印いう象に残のっていることがあります。小し学校を卒そう業した私わは、中ち学生の詰つめ襟えを着きて入に学式を迎むえることに70⑫⑪⑩こりかかづこえちおごちたはめんぶぎゃばねあんんきもかおけなちちちぼ(母の声)かぶは

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