第26集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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(別の人の声)朗 読 者 (別の人の声)朗 読 者 (別の人の声)うしゅんしいほんばうよおぜ誰だかが叫さびました。おぞゅんか次つの瞬しん間、青あら空がピカーと光ひり、「ドカーン」という音おと共とに、ものすごいじょっぷ熱ねう風が地ちう上に吹ふき荒あれました。ろし外そに出でていた人ひは全ぜん身に大おきな火やど傷を負おい、皮かか衣いく服か判わらない身かだ体にならかみがわ浦う上川には死しい体がぷかぷか浮ういていたそうです。んば原げく爆が落おちた時と、母はは買かい物もに行いっており、ちょうど店みの中なに居いたため、軽かい傷きですみました。道みには大おい勢の人ひが倒たれ、母はに向むかって叫さんでいたそした。いつも鳴なっている空くう襲警けう報は、何なぜ故かこの日ひは鳴なりませんでした。「B29だ!逃にげろ!」八月が六むか日に広ひま島に落おとされたものと同どう様、原げく爆です。りながら、喚わいていました。「助たけて!水みをください!」やがて、たくさんの人ひが亡なくなりました。うです。「助たけてください、水みをください」67⑥⑤すずちずるとおはけのはきせかずすとためけおととかわふらいつかぎともけれ
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