第26集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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朗 読 者 朗 読 者 たしたしっこ話はしませんでした。んこたし私わが今いのように話はすことになったきっかけがあります。事じこ故がありました。放ほ射能の被ひい害にさらされている福ふま島の子こどもたちが、うしゃのう放ほ射能被ひい災地ちに住すんでいることだけで差さつ別を受うけたという話はを聞きいたからろしがさ広ひま島と長なき崎に落おとされた原げく爆は、その瞬しん間に大おい勢の人ひを殺こしました。んそゅじちょがしいしんさいうしゃのうんばんそんばいせょうげくしっこなしゅんかいせんしりょくつでんしょくしなしおぜうしゃのうやま「今きう日のことは誰だにも話はしてはいけないよ」それから私わは一度ども人ひに話はしませんでした。その母はも四八歳さで亡なくなりました。そして私わは結けん婚しても、主しん人が平へい成二年ねに亡なくなるまで、被ひく爆した事じつ実をその後ご約や十年ねかかり、いろいろな人ひの証しん言を募つって、平へい成十一年ねにようやく被ひく爆者し健けう康手てう帳を受うけ取とることができました。二〇一一年ね、東ひ日にん本大だ震災が起おこり、福ふま島原げ子力発は電所で放ほ射能漏もれのです。それからは、あちこちの学がう校で話はをさせていただいています。なぜ今いも戦せう争をしようとしているのでしょうか。なぜ人ひは同おじ過あちを犯おすのでしょうか。原げく爆は戦せう争を終おわらせるためだったのでしょうか。62⑬⑫(母の声)まとなかとろさべがほんゃばなまとんくのんいはとなれょななんばじ

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